レズビアン体験告白

日差しは熱いけど、日陰は涼しい秋らしいお天気ですね。
近所の小学校では運動会の練習が始まりました。
チェリーの学校は、春の鍛練合宿が体育祭の代わりです。
お祭りは文化祭だけ。
楽しみでもあり、苦の種でもあり・・。

また、トラブル抱えちゃったよ。
いえ、チェリーの学校のことじゃないの。
夏休みに一緒に海に行ったミューズグループの秘蔵ッ子のサラちゃんに関してです。
ミューズのお姉様からお電話で相談を受けました。
サラちゃん、学校で孤立してイジメを受けてるって。
チェリーが自分の学校でイジメをした子をイジメて解決したって噂で聞いたみたい。
でもねー、自分の学校だからできたんであって、隣の市の学校のことなんか分かんないよ。
イジメしてるボスは「ひっぽ」て呼ばれてるんだって。
何？このネーミング。訳分かんないよ。
今日の放課後、生徒会室にＡ君が勉強の質問に来ました。
よかった。昨日のチェリーの意見、素直に受け入れてくれたみたい。
勉強教えたついでに聞きました。
「ひっぽ」って知ってる？
「ああ、カバ男のことだ。
　隣の街のバカ野郎だ。」
知ってたんだ。
どんな奴？
「大喰らいのデブ。
　皆に威張り散らすけど、自分は喧嘩は弱い。
　俺から言ってもバカだな。」
弱い者イジメするの？
「弱い者いじめが食う事の次に好きだな。
　特に相手が先コーとかに告げ口しないやつなら、とことんいたぶる。」
「会長、なんでひっぽの事なんか聞くの？」
いや、隣の市で評判悪い事してるって聞いたからね。
「あいつを絞めるんなら、俺にやらせて。
　タイマンなら絶対勝つから。」
バカもーん。
あんた、せっかくの社長さんの気持ちを無駄にするんじゃないよ。
もし、あんたが警察沙汰やっちゃたら、社長さんの立場どうなるの。
でも、情報はありがたかったよ。
感謝しますね。
Ａ君、社長さんの名前が出たら、自分の立場思い出した見たいです。
それは良いとして、やっぱりチェリーにはカバ退治は無理。
ミューズの方には、御断りの電話しましょう。
これ以上、強制リセットされるのは・・・
いや、正直言えばしてほしいかな？


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