今晩は爽やかな良い天気です。
こちらでも、仲秋の名月きれいだよ。
お姉様から強制リセットされたチェリー。
自分でどうしちゃったの?って言うくらい決断ができちゃうの。
まず、ベータね。
ベータ、貴女と私の関係は何?
「はい、あの、生徒会長と、その補佐の書記です。」
うん、学校では公的な上下関係なんだ。
貴女が私の事について何か発言したら、皆は私の意志だって思うからね。
発言する前に、私に確認するんだよ。
「あの、私、何か・・?」
いや、今後そうしてねってこと。
前の事は関係ないから。
ベータ、叱られたって思ったみたい。
泣きそうな顔になっちゃった。
叱ったんじゃないの。
貴女に私の右腕になってもらいたいから言ったんだよ。
良いかい。ずっと、助けてよね。
ベータ、納得。よかった、よかった。
次、A君。
生徒会長の机の前に直立不動の彼にずばり言いました。
今後、私の追随は一切無用。
貴方は私のスカートの下でこの学校での生活を送るつもりじゃないでしょう。
貴方の正当な実力で、正当な地位を勝ち取りなさい。
来月中旬は試験だよ。
喧嘩じゃなくて、成績で地位を勝ち取りな。
もし、貴方が皆の予想をはるかに超えた成績を取ったなら、それが貴方の地位となる。
だから、がんばれ。
あ、勉強を教えてもらいたい時は、遠慮なく来て良いから。
その点は、全校生徒共通だよ。
A君、スカートの下がこたえた見たい。
顔を真っ赤にしたり、青白くなったりしたけど、勉強で地位を手に入れることができるって
分かったら、なんだかやる気出たみたい。
こいつ、わずかの間に自分の学力に自身を持ち始めたぞ。
うん、良い傾向だね。
次、サブ。
「会長、今学期のメインは文化祭ですので、集中的に努力したいんですが」
結構。サブとチェアマン。二人に計画・立案を任せます。
ただし、具体的計画を実施する前に、必ず報告のこと。
期待してます。
ネクスト、指導の先生。
「会長、秋の全国交通安全運動なんだけど・・」
はい、交番所長さんから聞きました。
初日は生徒会も動員を掛けて、早朝に校門前の交差点に立ちます。
「ああっ、もう段取りしてくれてたんだ。
いや、そうしてくれると助かるよ。」
どういたしまして。
校長先生に呼ばれます。
「会長、問題の山を越えたかね?}
分かっておられたんですか。
はい、おかげさまで自分の心の中で割り切れました。
「君は、人の心を大切にするからね。
良い事なんだけど、難しいだろう?」
いえ、自分で空回りしてただけですよ。
人に良く思われようって欲が強かったんですね。
今後はドライに考えて行きます。
「ドライに・・か。
うん、君なら、その位で良いかもしれんね。」
校長先生の言わんとするところ、半分しか分からなかったよ。
チェリーは、お姉様になったつもりで、やってみたの。
お姉様、本当は深い考えがおありなんだけど、チェリーに言葉で説明する時、
けっして、回りくどいチェリーを甘やかすような言い方はしません。
チェリーもそれで良いや。
ベータが叱られたって思って泣いてもしかたないよ。
でも、チェリーがベータの事好きで大切なのは変わりない。
帰って鏡見たら、心なしかお姉様に似た顔になったような・・
気がしないでもないかな?
うぬぼれか。
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