レズビアン体験告白

朝は曇り、お昼にカッとお日様が照って、夕方は土砂降り.
本当に変なお天気です。
2学期最初の行事は校内水泳大会。
大会って言っても、昨日各クラスから選ばれた代表選手がタイムレースをするだけです。
運営は水泳部顧問の先生が、水泳部の子を指揮して行います。
だーかーらー、チェリーは開会あいさつだけで、何もしなくて良いはずなのに、
何故挨拶に引き続き、全校生徒の前で水着で準備運動しなくちゃならないんだ。
男子諸君を喜ばせたいなら、チェアマンを指令台の上で体操させなさい。
こら、新聞部長。また写真撮ったな。いつか見てろよ。
チェリーの個人的不満は別として、大会は丁度晴れた時間帯に順調に行われました。
学年別のレースが終わり、あとは成績発表だけ。
成績の集計にちょっと時間がかかってるみたい。
ここで、余計なことを言う誰かがいたんだ。
「部活動の主将対抗戦をしたら？」
全校生徒の賛成の声。
「よーし、やるか。」
「ははは、剣道部には負けんよ。」
「陸上部は陸の上だけじゃないってこと、見せてくれるわ。」
男子の主将達、張り切ってます。
女の子達も、可愛い後輩の子達に応援されてやる気いっぱい。
いいねー、青春ぽいねー。
ここまでは、良かったの。
新聞部長が、つまらんこと言いました。
「生徒会代表は？」
え～、生徒会は部活動じゃないし～。
「会長～。」
「会長～。がんばって～。」
いや、チェリーとしては、あんまりですね～・・。
「会長、頑張ってください。」
ベータ、お前もか・・。
仕方なく、チェリーも泳ぐことに。
男女関係なく、8人づつ25メートルを泳ぎます。
「ようい、パン。」
チェリー、飛び込みました。
必死のお得意の横泳ぎ。
そして気が付きました。
クロールにかなう訳ないじゃない。
当然、ビリですね。
全校生徒の笑いを受けてプールから上がりました。
こら、新聞部長。また、片足をプールサイドに掛けた時の股間を狙ったろう。
新聞に乗せたら、闇夜に後ろから襲ってやる。
毒付きながら先にシャワーを浴びていたら、ベータがボディシャンプーを降りかけてくれました。
「会長、かっこよかったですよ。」
「あの時、クロールせずに何時もの横泳ぎをするのが会長ですよね。」
うーん、誉められてるのかな？
でも、ベータから言われると、悪い気がしないのは何故だろう？
まあ、今日は良しとするか。


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