御盆も終わりましたね。
チェリーの住む街も雨が降ったりやんだり蒸し暑い天気です。
ヒロ様の書き込みって不思議です。
ベータのことが一昨日ベータのことが書かれてましたけど、昨日ベータに会いました。
なんだか疲れて忙しそう。
家の仕事のお手伝いしてるんですって。
ベータのお父様は数人の従業員を使ってる社長さんなんだけど、御盆は従業員が休みを
とるから、家族で仕事をしなくちゃいけないそうです。
ふーん、大変だね。どんなお仕事?
「いえ、私は仕事に使った車の清掃なんかです。
ちょっと大きい車が2台あるから・・。」
そうか、無理しないでね。
そう言って別れたけど、やっぱり気になります。
ベータの家ってどんなお仕事してんだろう?
御盆も休みなしで、大きな車があって、その車を清掃しなくちゃいけない仕事?
アルファに電話します。
ベータの事、詳しい?知ってたらベータの家のお仕事教えてよ。
「会長、あいつけっこう気にしてますから、聞かなかった事にしてください。
あいつの家、ゴミとかの回収業をしてるんです。
そう、家庭ごみを回収して回って、分別し直して、焼却場に搬入すう仕事です。
あ、僕から聞いたって言わないでくださいね。
口止めされてるもんで。」
そうか、それでか。ゴミ収集や分別の仕事をベータも手伝ってるんだ。
陰に隠れた絶対必要なお仕事だよね。
御盆の期間中と土日が従業員が休みなわけね。
よし、チェリーも出動するぞ。
思いついたら、あと先考えないのがチェリー流。
でも飼い犬としては飼い主であるお姉様の許可を受けなくちゃ。
「ベータって、お前の事を心配してバイヨネットに来た子だろう。」
はい、そうです。学校では私の忠実な秘書なんです。」
「お前の事を心配してくれた子の心配を、今度はお前がするのに何も問題はないよ。」
お姉様、ありがとうございます。
さっそく行ってまいります。
草取りなんかに使う作業着に軍手、長靴、帽子を身に付けて、いざベータの家へ。
ベータ、待たせた。手伝いに来たぞ。
ベータ、驚いたというか取りみだしたというか・・。
「会長、会長、何故、何故おいでになったの?」
私の事を心配してくれたベータの心配を、今度は私がするのに何の問題がある?
お姉様の御言葉の受け売りですね。
説得するより動いた方が早いね。
ベータがやりかけていた可燃ごみからビン、カン、金属を選別する作業に取り掛かりました。
作業は難しくないんだけど、匂いやごみのヌルヌルした不快感は確かにあります。
ベータ、説得をあきらめてチェリー用のゴム手袋を貸してくれました。
並んで作業しながら時々横を見るとベータが涙を流してる。
やっぱり迷惑だったかな?いや、もう仕方ないでしょう。
お昼から始めた作業は、夕方6時に返ってきた収集車の清掃で終わりました。
「会長、あの、お風呂で身体を洗ってください。」
うん、ありがたいけど、お父様やお母様が先でしょう。
私、ベータと一緒に入りたいな。
ベータのご両親が勧めてくださるけど、チェリーはベータと同じ立場なのって強調しました。
チェリーの図々しさは有名だぞ。
ベータの家族が皆済ませたあと、ベータと一緒にお風呂に入れてもらいました。
服を脱ぎながら、ベータから聞かれました。
「会長、どうして私が最後に入浴するって分かったんですか?」
それはね、貴女の行動が私と似てるから。
きっと、仕舞い湯に入って御風呂の掃除するんでしょ。
私もそうしてるもん。
ベータの顔がまた泣きそうになる。
困ったね。泣き虫の可愛い子には・・。
御風呂でお互いに髪の毛や身体を洗いっこしました。
ベータがどうしてもチェリーの身体を洗わせてくれって言います。
チェリー、お願いしちゃいました。
お姉様がするように少し足を開いて立つチェリーの身体をベータが
スポンジで洗ってくれます。
胸や太股を擦る時、ちょっととまどったみたい。
お腹を擦ってくれてる時、チェリーは自分からカミングアウト。
私、あそこは生えないんじゃなくて抜いてるんだ。
お姉様から教わったの。
「ご自分で抜くんですか・・?」
うん、大体はね。でも、時々お姉様が優しく御手入れして下さるんだよ。」
「お姉様が・・。先日お会いしました。素敵なお姉様ですね。」
うん、私にとって神様だよ。
顔を上げてチェリーと話してる間にベータの手がチェリーの割れ目に掛りました。
「あっ、会長ごめんなさい。私、そんなつもりじゃ・・。」
ありがとう。私も毎日お姉様を洗ってさしあげるんだ。
今日は、私がベータに洗ってもらっちゃたね。
さあ、交代。今度はチェリーが洗ってあげる。
がちがちに固くなってるベータの華奢な身体を洗ってあげました。
もちろん胸や割れ目は直接じゃなくタオル越しにですけどね。
上がったら、チェリーの分の着替えが用意されてました。
「私の下着と服ですけど、良いでしょうか?」
ありがとう。返って気を使わせちゃったね。
「会長・・。」
うん、どうしたの?
「私、こんな家の子なんですけど・・。」
?????
「まだ、会長のおそばに置いて下さいますか?」
ああ、ここにもチェリーと同じ考えのおバカさんがいたね。
自分に負い目を感じすぎ。
な~んにも、関係ないよ。
ベータは良い子。優しくて気が効いて、使える可愛い女の子。
チェリーの秘書として絶対必要な人材ですよ。
ベータが嫌がってもこっちから離すもんか。
裸のまま、ぎゅっと抱きしめちゃいました。
あ~、ベータまた泣いちゃったよ。
ベータのお父様、お母様、ごめんなさい。
帰ってお姉様にご報告しました。
「チェリー、お前も女たらしだねー。」
それは無いでしょう。お姉様。
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