レズビアン体験告白

ヒロ様へ
チェリーを励ましていただいて、本当にありがとうございます。
昨日一日で、長い間チェリーの肩に染みついていた不吉な影が
日光に照らされた氷のように消えてしまいました。
姉の欲目かもしれませんが、チェリーは美しい子です。
外面だけでなく、水準以上の知能、他人を思いやる情け、努力
を惜しまぬ行動力と私にはないものに恵まれています。
でも、私の目から見ると、これまでのチェリーの美点は「滅び
の美」に感じられました。
全てが自己の欲求を殺して得られた代償であり、チェリー自身
は、それを己の美学と考えていたようです。
思春期の女の子が己のはかなく清い死をイメージすることは多
いと思うのですが、チェリーの場合ははかなく病気で死ぬので
は無く、玉砕や戦死をイメージしていたように思えます。
御存じのとおり、チェリーは歴史が好きですが、特に興味を持
つのは、味方のための時間を稼ぐために玉砕した戦いなのです。
ヒロ様もお気づきとは思いますが、ここへの書き込みでもチェ
リー自身の死をイメージする内容が散見されました。
これまでチェリーは幸いなことに、大きな敗北を経験していま
せん。
もし、敗北をしていれば「死をもって償いを・・」の可能性は
あったと思います。
ヒロ様の書き込みで、大変良い表現がありました。
「失敗しちゃった。えへへへ。」
私は、そんなチェリーに変わって欲しかったのです。
昨日からのチェリーは、そのように生まれ変わったように思え
ます。
今のチェリーなら、たとえ敗北しても、
「お姉様、今回は負けたけど、次は負けません。」
と元気に言ってくれるでしょう。
本当にお世話になりました。
今後もチェリーのこと、よろしくお願いいたします。


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