今日、お姉様に摩耶様のお宅に連れて行っていただきました。
お土産は頑張って作った小豆餡入り抹茶ゼリーです。
今日は先日訪問したお店ではなく、摩耶様のご自宅の方にお邪魔しました。
やっぱり緊張しっぱなし。冷や汗流しっぱなしです。
摩耶様は、先日よりずっと親しげにお話して下さいました。
「貴女達二人は、外面は全然似てないようだけど、内面は本当にそっくりね。」
って、先日ゆっこちゃんから言われたのと同じ事を言われちゃいました。
チェリー自身はそうは思えないけどな。
でも、次の話しはびっくりしちゃった。
「今でも私、本気で桜子ちゃんを欲しいのよ。
スノーは副官にしてるって聞いたけど、私はお小姓にしたいの。」
「桜子ちゃん自身の意思では、絶対に私の物にならないのは分かってるわ。」
「でもスノー、貴女が桜子ちゃんに私に仕えるように命じれば、
この子はきっと私に仕えます。」
「それも、貴女に仕えるのと同じように懸命にね。」
「私が命じれば、また私の身に危険が及べば、命を犠牲にするでしょう。」
「でも、心の中ではずっと、スノー、貴女の名前を呼び続けているでしょうね。」
「そして死ぬ時は貴女に、お言いつけは守りました、って叫んで死ぬでしょう。」
チェリー、茫然としちゃった。
多分、当たってる。
チェリーのお姉様に対する奴隷としての美学と一致する。
チェリーはお姉様の奴隷だもの。
お姉様のお言いつけなら、お姉様のお名前を汚さぬように命がけで他の方にお仕え
すると思います。
ああ、でも今は許して下さい。
今少しお姉様にお仕えしたいの。
そんなチェリーの心の中を読むように摩耶様はおっしゃいました。
「でも、今はそんなことスノーに頼まないわ。
今、桜子ちゃんは貴女のもとで、大きく成長する時だからね。」
ああ、よかった。チェリー、思わずため息ついちゃいました。
「スノーも不思議な子だったけど、桜子ちゃんももっと不思議な子ね。
裏では奴隷に徹するくせに、表に出ればとんでもない発想と行動力。」
えーっと、チェリー、誉められてんのかな?
「やっぱりお小姓ではもったいない気もするわ。」
「将来は、私の力になってもらうかもしれない。
スノー、大切に育ててね。」
お姉様、ソファーから立ちあがって最敬礼しました。
チェリーも慌てて最敬礼。
別れ際に、お姉様がおっしゃいました。
「温泉、来週末はいかがですか?」
「ああ、来週末なら空いてるわ。
誘ってくれてありがとう。」
わー、今度は摩耶様も一緒に入浴されるんだ。
ナイスボディの皆の中でチェリー一人ガリガリボディ。
どうしよう・・・。
「
※元投稿はこちら >>