午後に連休明けの鍛練合宿の説明会がありました。
去年と一緒で、携帯電話、薬以外の食べ物の持ち込み禁止です。
それは良いんだけど、歩行訓練の説明が大問題。
全行程35キロの自然道を、約9時間で歩かねばなりません。
もちろん、途中にコンビニなんか無しのずっと自然歩道。
担任の先生、全校生徒に地図を配りました。
何、この地図。数か所の分岐点が描かれた道路を表す線が書かれてるだけ。
目標物が何も書かれていません。こんなの見ても、自分の現在位置が分からないでしょ。
隊列の説明でさらに不安倍増。
「私が先頭を歩きます。最後尾は××先生です。」
××先生は、高齢の女性でしょ。後押さえ任せてだいじょうぶなの?
保健部員が質問しました。
「救護班の位置は、どこですか?」
「えーっと、考えてなかったな。私と一緒に先頭集団にいてください。」
わかった。この先生、準備をしてないんじゃない。
何も知らないんだ。
動けなくなった人の治療をするために戻る必要がないように、救護班は最後尾が原則です。
さらに、最後尾は落伍者収容のため、それなりに力量のある指導者が必要なはず。
そんな知識をまったく持ってなかったんだ。
さあ、大変なことになるぞ・・・。
説明会の最後に、校長先生が発言なさいました。
「少し予定を変えます。私も歩行訓練に参加します。一番後ろを歩くとしましょう。」
ああ、校長先生は分かったんだね。この先生じゃ危ないってことが。
もうすぐ60歳で、初めの計画では青年の家で待機するはずだったのに。
担任先生、意味が分かってない。怪訝そうな顔をするだけです。
放課後、また三年生の幹部会を開いて対策を協議しました。
いよいよ落伍者が大勢発生して、隊列が保てなくなったら、
先に戻って、本隊の受け入れ準備をする先遣隊。
普通の生徒が隊列を作って歩く本隊。
落伍者を収容しながら最後尾を行く後続隊。
に分かれます。
先遣隊指揮はサブ、本隊指揮はチェアマン、チェリーは最後尾に付きます。
先遣隊は健脚の陸上部、バスケット部男女が人員を選出して。
後続隊には、落伍した子を引っ張れるようなパワーがある人を他の部から5名づつを選抜しておいて。
万が一に備えて、各リーダーは全員小さなLED懐中電灯を携行して。100均のでいいから。
あと、警笛もね。叫ぶより遠くまで聞こえます。
今は、三年の皆の積極的な協力を期待するしかないよ。
事故が起こって責任を取るのは、担任先生と校長先生だろうけど、実害を被るのは生徒だからね。
皆、頼むよ。
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