相手が中学生と思って、いい加減な世界観を押し付けないで。
先生、また怖いもの見る目でチェリーを見てる。
「いや、ローマは帝政だろう?」
帝政に至るまでに、長い共和制があったでしょう。
カルタゴを破ったポエニ戦争だって共和制の時の話よ。
歴史から、秩序が壊れた民主主義が長く持たないのを学ばなかったんですか?
最後に、
もう一度高校受験からやりなおせー、
って言おうとする直前、誰が拍手したのが聞こえました。
我に帰って拍手の方を見たら、なんと校長先生・・。
まずかった。チェリーの器の小ささを知られてしまった。
「会長、秋の文化祭の時に、歴史観についての講演を頼むことにするよ。」
校長先生、チェリーに微笑みながらおっしゃった。
チェリーは、校長先生の目を見てお答えしようとするんだけど、まっすぐ見れないの。
これが、お姉様がいつかおっしゃっていた「位負け」っていうものなのかな?
担任とは全然大きさが違うってはっきり分かるんです。
チェリー、校長先生に素直に謝りました。
申し訳ありません。生徒の分際で先生にご無礼をいたしました。
「会長、合宿の準備大変だね。頼りにしてるよ。」
テニス部主将じゃないけど、頭を下げて
「イエス、サー。マイ、ロード。」
って言うのがしっくりくるシーンだった。
大人の大きさって初めて知ったよ。
校長先生が介入してくださったおかげで、担任との喧嘩はお開きです。
でも、この担任が歩行訓練を指導して大丈夫かな?
大いに心配だよー。
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