チェリーたら、初日からやっちまったねー。
帰ってお姉様にご報告。
「あはははは、良かったよ。もうチェリーは全校に知れ渡ったね。」
お姉様、チェリーの膝枕でおっしゃいました。
「でも、運動部主将への指揮権はないよ。明日、各部を回ってお礼を言っておいで。」
じゃあチェリーは、さっそく運動部全体を敵に回したんですね。
「いや、そうとも言えないよ。まあ、明日分かるさ。」
お姉様、チェリーの胸をくすぐりながら、楽しそうにおっしゃいます。
何か、張り詰めた心が解れてきました。
はい、明日の放課後に各部を回ってみます。
「そうしなさい。ただし絶対卑屈にならないようにね。」
お姉様、乳首を摘まんでくださりながらおっしゃいます。
ああ、もう我慢できない。
「さあ、ベッドにおいで。」
ありがとうございます。お姉様。
翌日の放課後、各部の部室を回りました。
お姉様の読まれたとおりです。
「会長、あの指揮は良かったですよ。」
「気にしないでください。いつでも協力しますから。」
「いやー、役に立ててうれしいです。」
主将の皆さん、好意的なの。
柔道部主将は
「各部の連絡会議で、正式に生徒会長の指揮下に入ることを決めますよ。」
って言ってくれました。
でもその後、
「しかし会長、すごいですね。」
昨日の事ですか?
「いえ、男ばかりの部室に入ってきた女の子、会長が初めてですよ。」
「寝技、教えましょうか?」
やっぱり、男の子ってこの手の冗談がお好きですね。
せっかくだけど、私はマーシャル・アーツなの。ごめんなさいね。
テニス部主将は知的な紳士でした。
チェリーが前日の越権行為をわびて今後の協力をお願いしたら、
気を付けしてキビキビと上体をわずかに前に倒す室内の敬礼をして
「イエス、サー。マイ、ロード」(分かりました、ご主君様)
って言ってくれました。
まあ、まるで英国騎士のようですね。教養が出てますね。
「はい、スター・ウオ―ズで見ました。」
ぎゃふん。私はダース・ベイダ―か。
お姉様のおっしゃるとおり、大きな味方を得られました。
やっぱり直接話しをするって大切ですよね。
ヒロ様、心配してくれてありがとうございます。
フォースが共にあらんことを・・。
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