レズビアン体験告白

さとみさんへ

嫌じゃないなら、自然な流れに身を任せればいいかもしれないね。
自分を偽って抗うと返って、切ない思いをしなくちゃならなくなる
と思うから。私みたいに。
結局、過ぎた時間って取り戻せない気がする。
であったときと同じ思いに戻れる事なんてなくて、
それでも好きなら悔しい自分の気持ち抑えて前に進むしかないみたい。
私と彼女も1年前の二人には戻れない。
はじめての出逢い。入社して職場で最初に交わした言葉。

「はじめまして」

さわやかに挨拶できたあの時に感じた気持ちが本当の自分だった気がする。
あの時に今の自分に気付けてたら、きっと、恋人になれたのかもしれない。
私が素直になれない子だったから、こんな形でしか一緒に居られなくなった
んだと思います。彼女はセックスでつまり快楽で私を繋ぎ止めようとしてる。
そんなことしなくっても私は彼女の全部が好きなのに。
顔も声もスタイルも、強引な所もキュンてするし、わがままな所もかわいいし、
子供っぽい所も大好き、優しい所も。手を握られるだけで、体中が好きって
言うのね。だから、彼女のセックスは本当に感じるし、今までこんな風にまで、
なったことないくらい乱れちゃう。生まれてからこれまで誰にも見せた事のない
私の姿、私も知らなかった私。彼女が教えてくれた私。彼女がした私。
でも、私が乱れれば乱れるほど、感じれば感じる程、彼女は私を疑っていくの。
私が彼女に追い詰められ、狂いそうな程感じている私の姿を見て彼女は満足して
る。私が彼女の愛撫に負けて堕ちてゆく姿が、彼女の心を満たしてゆく、女として
女である彼女に完全に敗北を認める事が彼女の望み。私に償いを求めてる。直接言
葉にする事はないけど、セックスでは自然に出て来てしまう。焦らすだけ焦らされ
た悔しさ、口惜しくてゴメンネすらロにできず、ひたすら好きぃって叫ぶ事でしか
互いに埋め合わせる事ができなくて、切なくなる。
それでも、互いに一緒に居れなかった時間が私たちを苦しめるの。不安はそのまま
セックスに現れエスカレートして行くの。怖いくらいだよ。ほんとに。
もう既に私は普通じゃなくなってると思う。セックス依存になってる。
彼女と一緒に居てもあんまり会話しなくなってるから、彼女は次に私にする事
ばかり考えてるし、私は何をされるのかとドキドキし続けえてるの。

もう友達じゃない、でも恋人でもない。彼女は自尊心を、そして、私は解放という
なの悦楽を求めてエスカレートし続けるのね。

もう彼女にはしてもらえない、だから、快楽のしもべとして彼女の側にいるの。

さとみさんには私と同じにはなって欲しくないなぁ。
とっても切ないよ。
今が重要だと思うから。

あぁなんかもう、
今日お休みになりそう。
もう寝ます。
ではお休みなさい。


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