「ちょ……、おじさん……」
さすがに気持ちが悪く、僕は少し身体を逃がしました。
しかしおじさんは、「いいからいいから」と言っては、パンツ一枚の僕の身体を抱き込みながら口を動かすのです。
そして結局、背中をベロリと舐め上げられてしまいました。
さらには太ももの裏から、ふくらはぎ、足の裏から足の指の一本一本まで、丁寧にしゃぶられてしまいます。
「あぁ……やめ、んは……」
それでも、僕はまた次のエロ本を広げていました。興奮しすぎて、女体から目が離せないのです。
エロ本のページには、一人の女の人が、何人もの屈強な男たちに輪姦されているたくさんの写真が掲載されていました。
さっき読んだエロ漫画の、怪物たちに輪姦されていた女戦士のようなその姿。
全身をおじさんの唾液まみれにされていることも、エロすぎるその写真の前ではどうでもいい──というか、だからこそさらに興奮は高まっていったのです。
「あぁ……」
最後の一枚だったパンツをずらされて、腰から尻たぶの肉までベロベロに舐め回されてしまっても、そんな声しか出せませんでした。嫌だとか、やめてだとか、何もありませんでした。
僕はただ熱に浮かされたようにエロ本に視線を落としたままで、軽く腰を浮かせました。おじさんがずらしていくパンツが、おちんちんにひっかからないように。
そして膝のところまでパンツをずらされて、そのままおじさんにお尻の割れ目を広げられてしまい、
「あん……」
恥ずかしい穴が丸見えになってしまった変な感覚に、ため息を吐きます。
抵抗はできませんでした。興奮して、気持ちよくて、頭の中にもやがかかったような感じで。本当に、いやらしい夢の中にいるような気分で……。
おじさんが広げたお尻の中心──まだ誰にも触られたことのないアナルのすぼみに舌を伸ばしてきても──僕は暴れたりしません。女の人が恋人の前でそうするように、切なげな声を漏らして布団に頬を押し付けるだけです。
パンツを足先から抜き取り、男子中学生を全裸にさせたおじさんは、もう興奮していることを隠そうとはしませんでした。
激しい舌使い。柔らかい肛門の中にまで、舌先はねじこまれていくのです。
何分ぐらいだったでしょう。少なくとも十分以上は、お尻の穴だけを執拗に舌で揉みほぐされてしまったと思います。
そしてそれが終わると、再び全身愛撫に戻るのです。
裸体を全部揉み込まれました。
裸体を全部舐め回されました。
「……ふあぁ……」
手の指先までねっとりと、おじさんの舌が這い回っていました。
気がつけば、抑えきれない性欲をモノの見事にコントロールされている自分がいたのです。
興奮した肉体を、おじさんの好きなように弄ばれて──僕は彼の下でよがる肉奴隷と化していました。
ダメだと分かってるのに、エロ本にまみれて発火した肉体は何をされても感じてしまいます。止めようがないのです。
「んひいっ……」
全身を性感帯に変えられて、僕は身をくねらせて喘ぎます。
そんな僕の姿を見て、おじさんはさらに興奮した様子です。
「キミ、エロいねぇ……エロいねぇ」
何度もそう言って、さらに激しく指と舌を動かすのです。
ああ、このままじゃダメだ。おじさんにイカされてしまう──。
まだペニスには触られてもいないうちから、確信めいた予感が僕の中で渦巻いていました。
まわりには何十冊ものエロ本が、一番いやらしいページを開いて置かれていました。そのままで、全裸の身体を隅々まで愛撫されていきます。
僕のおちんちんはもう、射精が近いことを知らせていました。
このまま身体を弄ばれて、勃起を布団に押し付けていては──射精してしまう。
そう思ったとき、おじさんは僕の身体を仰向けになるよう転がしたのです。
「いいねぇ、いいねぇ、若いっていいねぇ」
彼はそう言って、僕の身体を見下ろしたままで服を脱ぎ始めました。
上も脱いで、下も脱いで、パンツも靴下も脱いで、一気に全裸になります。
そして僕は見てしまったのです。
彼の股間に、ありえないほどグロテスクなイチモツがビンと上を向いてそそり立っているのを。
おじさんの身体は、エロ本に出てくるどの男の人の身体よりもいやらしい感じがしました。
「あああ……」
モザイクのかかっていない、本物の大人ペニス。あまりに生々しい実物を見て、僕は頭をガツンと殴られたような錯覚に陥ります。
エロ本からは目を離しているのに、興奮はとどまることを知らずに限界を突破。
裸になったおじさんは、すぐに僕の身体に抱きついてきました。
少し汗ばんだ身体を、確かめるようにぎゅっと締め付けてきたのです。
おじさんのモノは、僕のとは全然感じの違う、大人のおちんちんでした。それがマックスまで勃起しているのを、身体中のいたるところで感じさせられました。
勃起したおちんちんを、肌のあらゆるところに押し付けられたのです。太ももの上に、おなかの上に。柔らかな肌を犯すような感じで。
興奮したまま布団に仰向けになる僕の顔に、それが押し付けられてくるのも時間の問題でしかありませんでした。
「ほれ、おじさんのおちんちんだよ。すっごく大きくなってるだろ?」
「あ……う、はぁ……」
ギンギンに勃起したイチモツ。それはまさにエロ本の中から飛び出してきたかのような淫靡さで、僕の頬に押し当てられていました。
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