その場で固まっていたら、父親に見られたという恥ずかしさで、赤面顔になりながら何か言い訳を言わないと!と焦ってばかりで、何も浮かばずオロオロし泣き出しそうでした。
父親が「ゴメン!見るつもりは無かったんだ!ホント、ゴメン!」と慌てだし
私「……」
父親「ホントにゴメン!」と私に近寄り肩を軽く叩きながら、私を見つめて
「頼むから、そう泣きそうな顔するな!ゴメン!」
私は、俯いたままでした。
父親「ゴメンな!まさか、和夫がここでセンズリ掻いてるとは思わなかったもんだから!ゴメン!」としつこいくらい謝ってました。
私「僕こそ、変な事しててゴメンなさい!」と
父親「変な事って!?違う違う!何も変な事をしてた訳じゃないだろ!」
私「でも…」と
父親「誰だってしてる事だから!変な事じゃない!偶々センズリしてるところを見られたってだけじゃないか!忘れろ!」と語気を強くして言われました。
私「…でもゴメンなさい!父さんの仕事場で…」
父親「もう言うな!」
私「だって…」
父親が私の背中を撫でながら「和夫も、もう身体は大人になったんだから、性欲も有るのが当たり前じゃないか!もう言うな!」
私「…」
父親と私は、並んでベッドに腰掛けました。
父親「…ビデオは引き出しの中のを?」と聞くので
私「うん!」
父親「何時から?」
私「2、3ヶ月前から」
父親「よく、ある場所が分かったなぁ?」
私「偶然!掃除の時に机の最下段の引き出しが、ほんの少し開いてたから、片付けのつもりが、見つけちゃって…」
父親「あは!そこに溜め込んでる俺が一番悪いなぁ!ゴメン!普段事務所には、誰も来ないし、俺も時々に気分転換で観たりしてて、つい…ちゃんと片付けてれば良かったな!ホント!ゴメンな!」と謝られ、私は戸惑っていました。
謝り合戦をしてたら、ふたりとも落ち着きました。
私「父さんも観てるの?エロ漫画とかポルノを?」
父親「そりゃ観るよ!仕事やってて、イライラしたりした時なんかは、頭ん中を白紙にするため!」
私「ふ~ん!そうなんだ!でも逆に興奮しない?」
父親「するよ!男だからな!そん時は…お前と同じ事をしてるよ!」
私「え~っ!母さんがいるのに?」
父親「夫婦のセックスとは別物!あっ!母さんには内緒だぞ!」と笑顔で返されました。
私「だから!ここで?」
父親「うん!母さんには内緒の行動!あはは♪」
私「もう一つ聞いて良い?ビデオの事を!」
父親「?」
私「普通のポルノの中に、ゲイ物が数本あったけど?何で?」
父親「あっ!そう言や、さっき和夫がセンズリしてた時、ゲイ物を観てたな!」
私「うん!それ!何で数本も持ってたの?」
父親「ポルノ収集の中の一本!答えになってない?」
私「答えになってない!」
父親「言いづらいなぁ!」私「そっちの方に興味があるの?」と問い詰めると
父親「親子での話じゃないな!」と反らそうします。
私「僕も、さっき恥ずかしい思いをしたんだよ!」
父親「判った!話すから!そのゲイ物は貰い物なんだ!随分前にな!あっそうだ!和夫が小さい頃だから10年前くらいの時だったかなぁ。ひょんな事からゲイ体験をしてね!その人からのプレゼントなんだ!絶対母さんには内緒だぞ!」
私「えっ!ゲイ体験したの?父さんホモ?えっ!だからなんだ!僕がゲイ物観た時に心臓がドキドキして、頭が真っ白になるくらい興奮し衝撃を受けたのは、父さんからの遺伝?」と狂ったように畳み掛けました。
父親「ま!待て!落ち着け!頼むから落ち着け!」
私「…」
父親「そんなに興奮したのか?」と優しく肩を撫でながら、言ってきました。
私「うん…だから、その後も時々、観てたんだ…」
親「まだ性に対して未経験だからな!感情だけが先走りしてるんだろうね!多分一過性のものと思うよ!」
と宥められました。
父親「じゃ今度は、俺も観る時に付き合え!母さんには内緒だよ!」
自宅に帰りました。
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