「また出てくれるみたいで、嬉しいよ!」
「はあ…」
にこやかに笑う監督に苦笑いしか返せない。
またバイトを辞めてしまった俺。原因はまあいろいろだ。前と同じような状況になり、渡された連絡先に電話して2度目のゲイビ出演になった。
決して、断じて!気持ちよかったからとかではない!…撮る前から息子は少し反応してるけど、違うと信じている。
「久しぶりだね~~!今回もよろしく」
「よろしくお願いします」
相手の男優さんは前回と同じおっさん?お兄さん?だ。極太 珍宝さんと言う名前でしているらしい。
今回は極太さん自ら相手役をやりたいと言ってくれたみたいで、俺としても初めての相手()だから安心できる。
カメラを準備する間、緊張ほぐす為にと極太さんに呼ばれ、お互い下着姿になり、ベッドに乗り上げる。今日はブーメランパンツじゃないらしい。
極太さんはぎゅっと背後から抱きしめてくれて、熱い掌で肩から胸、腹を撫でてくれる。胸がドキドキして、息も心成しか熱く感じた。
「ーーこのあとシャワールームでお尻綺麗にしようね」
「ぇ、綺麗にするって…」
「浣腸するんだけど、聞いてない?」
か、かか浣腸?!
顔を青くする俺を見て、極太さんは戸惑った顔をしてから監督に目を向けた。監督はへへ…と笑っている。熊みたいなおっさんがテヘペロしてもなにも可愛くないぞ。
極太さんは、はあっと溜息を吐いた。
「…アナルセックスする時はうんことかで汚いから浣腸するんだよ。前はたまたまヒロキくんの腸内は綺麗だったけど、普通は浣腸して洗って綺麗にするんだ」
「は、はあ…」
「まあ、俺がちゃんと綺麗にしてあげるから安心してよ」
そう言って白い歯を見せて笑ってくれるけど、俺は内心穏やかじゃない。…アナルでオナニーしようとしたら指が汚れたのはそのせいなんだ。嫌なことを思い出して、また気分が沈む。
「ほんとにうんこしてるとこは撮らないし、スカトロじゃないから大丈夫。洗浄してるとこからカメラが回るらしいよ」
「洗浄って…結局恥ずかしい、ですよね?」
「うーん、まあ…恥ずかしい、かな」
大丈夫大丈夫、極太さんは爽やかな笑顔で俺のちんぽを摩ってくれる。うぅ…やっぱ嫌だなぁ…憂鬱だ。
*
地獄のような腹痛から解放されて、俺は浴室に向かった。極太さんはバスチェアに腰掛けていて、膝の上に座らせられる。こっからカメラが回るらしく、数台のカメラも一緒に入ってきた。
「へ?ゃ、あっ!?」
「よーし、じゃあ綺麗にしようねー」
「な、なにしてっ」
膝裏を掴まれて持ち上げられる。マンぐり返しみたいな格好を極太さんの膝の上でさせられた。尻やちんぽ丸出しでカメラにさらしている。
恥ずかしくてワタワタしてると、器用に極太さんはシャワーを使って尻を洗いだした。アナルに指を入れ拡げられて、シャワーヘッドをアナルに押し付けた。
「ぁっ、やだ、あついぃっ」
「もうちょっと我慢してねー、まだ入るからねー」
「やあ、あ…くるしい、お腹…っ」
ぬるめのお湯だけど、敏感な腸内は熱く感じるしドパドパお湯が中に入って苦しくなる。極太さんの逞しい両腕を掴んで苦しさを耐える。
もう限界、ってとこまで入れられてシャワーヘッドを離された。一気に出ると思っていたお湯は腹に溜まったままで、アナルがぽっこりしてヒクつくだけだった。
「よし…じゃあ、気張ってみて?うんこ出すみたいに」
「む、むりです…」
「苦しいままでいいの?大丈夫だから力入れて…」
少し膨れたお腹を押されて、思わず力が入ってしまう。プシュ、少しお湯が出たと思ったら、すぐに決壊した。
「ひ、やああっ!?やだっ、おゆ、おゆがああっ!」
プシャアアアッ、と勢いよくお湯を吹き出していく。
排出をしている快感もあるが、同じくらい恥ずかしくてたまらなかった。半泣きになりながらたっぷりお湯を出していく。
「ふぁあ、やだよぉっ、おゆやだぁぁっ!」
「ほらちゃぁんと出して、ほらほら」
グリグリお腹を押されて堪らない。
出し終わってもまた入れられて、お湯を吹き出した。それも全て出し切ったら、極太さんは指を入れて中を確認した。
「…うん、いい感じ。ヒロキくん大丈夫?」
「うぅ…大丈夫じゃ、ないれす…っ」
極太さんは息も絶え絶えな俺を抱き上げて、ベッドへ向かった。
*
「んぅ、んっ…」
「ん…、ちんぽビンビンだよ」
「ぁ、きもちぃ…あっ、あ…」
ベッドに仰向けに寝転がってる俺の横で、極太さんは横になって優しくちんぽを扱いている。ローションでヌルヌルにされたちんぽを擦られると凄い気持ちよくて、すでにトロトロだった。時折玉をグニグニされたり、ベロチューされたりするのも堪らなく気持ちよかった。
「ここもすっごい硬いね、舐めてあげよっか」
「あっ、だめ…うぅ、ちくびはだめぇ…っ」
「ん~~?」
「ゃ、ああっ!らめだよぉ…っ、あっ、あぁ…!」
舌で上下左右に弾かれて、歯で甘噛みされる。最後に乳輪ごと思いっきり吸われた。ぴゅくっと透明な先走りが噴き出て、腹にかかる。
「っ、は…ヒロキくん、乳首弄ってるよね?」
「…っ」
首を振って否定すれば、ギリッと乳首の根元を噛まれた。
「あぅっ!や、あ…っ」
「嘘ついちゃだめだよー、ちんぽと一緒に乳首も触ってるでしょ?前より敏感になってるし、ほら…正直に言って、弄ってるよな」
「うぅ…いじって、ます…っ」
正直に乳首オナニーしたことを言えば、極太さんは優しくキスをした。クチュクチュ舌を絡ませて、唇は離れた。
「じゃあ俺が右舐めてあげるから、ヒロキくんは自分で左弄って」
「え、あ…」
「できるよね?」
左手を掴まれて、乳首を触らせられる。極太さんはまた乳首を口に含み、舌で嬲られる。どうしようもなくて、結局俺は自分で左の乳首を指で刺激した。オナニーしてる時よりも気持ちよくて、いっぱい声が漏れた。
「あっ、あぁ…きもち、ひ…っ、んく、ちくびっ、あぅ、いいよぉ…っ」
「ちんぽも、ほら…っ」
「ああぁっ!らめ、らめぇっ、ちんぽもきもちくなるぅ、あっ、あん、あっぁ!」
激しく手コキされて、びくびく腰が跳ねる。乳首も思いっきり吸われて、もう限界だった。
「いくっ、いくいく…!いっ、あああっ!」
びゅるるっと勢いよく射精した。
ビクついて余韻に浸る俺のちんぽを極太さんはより激しく擦り出した。亀頭もぐちゅぐちゅ弄られる。
「ひぃぃっ!?やだ、やめてぇ、イったから、ああっ、いたひ、ぃっ、やだあ、あああっ!」
「…っ」
「やあああっ、はひ、ぃ、なんか、でる、あぁっ、ひぃぃ、ああ、こわひ、は、はああっ!」
中から何かがひり上がってくるような、おしっこが出そうな、変な感覚がした。泣きながら止めても、極太さんはやめてくれない。
こんなの台本に書いてない、こわい、なんかきちゃう…!
「れちゃ、れちゃうぅっ!ひあああっ、ああっ!」
プシュッ、プシャアアア!
勢いよく透明な液体が噴き出した。ベッドや腹に水溜りが出来ていく。
「っ、おー出てる出てる」
「ぁ、やだ…ひ、っ…あ、ひ…ぃ」
クタッとなったちんぽを極太さんは優しく撫でた。俺は体を時折ビクつかせながら、放心した。
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