いつも盛り上がる話題は、彼は俺を年下(高1位)だと思っていたようで、俺は彼を年上(ホストっぽかったし)と思っていて、って話だった。
知り合ってまだ1ヶ月なのに、そんなくだらない話で盛り上がれる程楽しく、幸せな時間では有ったが、俺の中で苦しくなる気持ちも大きくなっていた。
最初は男を好きになるわけない、友達として好きなだけ。と自分に言い聞かせてきた。
でも、彼と肩組んだり、後ろから抱き付かたり等、じゃれ合うとドキドキして、下半身も反応が有ったりで、俺はどうして良いか解らなくなった。
誰にも相談できずに居た。(相談すると男を好きになったということも言わないと…)
彼女は俺の気持ちに気付いていた。
彼女はヤマトのこと好きなんだよね?とストレートに聞いてきて、俺はごめん。と答えた。
彼女は笑顔を見せ、『解った。応援してるから、ヤマトも気付いてるはず、解っててIs(俺)と居ると思う。見てたら誰でも解るしねw』と言ってくれた。彼女にありがとうと言ってヤマトの家に行った。
ヤマトの家に行き、別れたことを伝えた、彼は笑い飛ばして俺を元気付けようとした…が彼のその行動にイライラした。俺を傷付けてる気がした(俺自己中)。彼に伝えられない気持ちが俺を壊してる気がした。俺は気付いたら泣いていた。彼は俺を抱き締め、頭を撫でてくれた。その時塞き止めていた俺の気持ちが一気に溢れ出した。そして好きということを伝えた。
彼は俺に聞き返した。
『今…なんて?』
『好き…お前が好きなんだ。気付いてただろ?ごめん。俺気持ち悪いよな。今までありがとう。もう来ないし、お前の視界にはもう現れないから。』
俺は彼を振り解くと走り去った。
二週間経ち、彼からの連絡は無い。当たり前だ。ゲイとか同性愛は気にしない、友達だとか言っても、自分が当事者に成れば話は別、誰もが気持ち悪い。そんな偏見に満ちてる考え方を俺は持っていた。自分が凄く穢れて居て嫌な存在に思えた。
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