果して良い出会いであったのでしょうか?
その後通学もあつて何時も居るわけにもいかず、また授業の終了時刻以後では彼の仕事の時間で、間に合いません。つまり会えるのは休日くらいです。
連絡も当時は携帯電話などは勿論なく、学生で電話を持つ者なと居りません。なにせ電話の設置には、当時のお金で10万円近くもかかったのですから。
なので会うのに間が空くようにはなり、連絡も出来ません。
それでもその後1年くらいは続きました。
別れは突然でした。連絡も取れないなか、学校も忙しいくなり、試験なども重なって二ヶ月以上も間が空いた後、訪ねると越した後でした。それきり行方が分かりませんでした。彼が突然居なくなったのです。
教えられたセックスは、彼以外にできる人はめったに居ません。
実際それ以後、彼ほどの人に出会っていません。
しかしそれが分かったのは大分後になってからでした。
その後、私は巷をさまようことになります。
ところで、私は当時としては背も高い方で、また可愛い感じでもなかったのです。ただ今で言うところのイケメンとは言われることはありました。まだ彼に多分気に入られたのは、女にヤッかまれるほどの色白の女肌で、しかも体毛がなく、髭も無かったからかも知れません。しかしこれは、典型的なゲイが好むものではないでしょう。
セックスというよりは、セックスドールとでもいうのでしようか、そのための仕込のようなものだった気がします。
そのために、精神まで女にされた気がします。
意識をなくすほどの快にも落されますが、これを男にできる、そういった男にしてしまうことができる人は多くないはずです。
さらにお相手が楽しめる、最高の快が得られるための体の使い方の訓練練習まてで徹底していました。
そんなところまでされた私は、その後が如何に大変だったかお分かりいただけるでしようか。
単なる射精で終る男の性ではなく、自慰行為では得られない快を教えられた体が、それを得られないことが如何に辛いものかです。
それでもそれは、忘れるというか、燻ぶり続けながらも、いつの間にか封じ込めることができてしまいます。
それら一連の感覚も、その後の体の変化対応も、つまりは女なってしまった面が大きいのてす。
まだ若かった私は、その後女とも付き合いました。
私は案外と女にモテます。そして自分が女になっていますから、女を落すのも比較的簡単なんです。自らの経験からも、性的には男の方が女に比べて、遥かに落とし難いものでしょう。
それでも、どっぷりと愛欲に落され、それが消滅してしまった辛さが分かるゆえに踏み込めない面もありました。
結局、偽りになるだろうために、結婚もしないままでした。
先の始めの投稿は、私はに言わせれば、そんな苦悩にも到達することがない、あくまでも互いに男の性から出ない、浅い快、浅い性という面に対するものでもあったのです。それでも、それはそれで楽しめない訳ではないものです。
お相手のセックステクニックよりも、自分に興味を持ち、悦ばせよろとしてくれるというだけでも、嬉しいものです。
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