そのまま俺は、足を広げて壁へと両手を付き、背後に立つT部長へと臀部を突き
出す姿勢を強いられた。
しっかりと俺のアナルが、T部長に曝け出される。最初はその表面部分を、泡立
ったT部長の手が撫で回してきた。
初めてアナルを他人の手に委ねるとあって、その間の俺の恐怖はかなりのものだ
った。
やがてT部長の指先が、俺のアナルの入口へ押し付けられてきた。そしてグッ
と、指でその部分へと圧迫が加えられてきた。そのままズブズブと、T部長の中指
が俺の中へと押し込まれていった。
俺は強く瞼を閉じ、早くこの生殺しの様な時間から解放される事を、ただひたす
ら祈り続けるだけだった。
T部長の指はゆっくり慎重に、そして確実に俺の中へと深く埋まっていった。ボ
ディーソープで滑りがよかったためか、さほど痛みを感じる事はなかった。しかし
それでも、俺の中へと異物が侵入してくるとあって、T部長の指が深く押し込まれ
れば押し込まれる程、内部での圧迫感と何ともいえない違和感と気持ち悪さが強く
なっていった。
しかしそんな事を思っている間にも、T部長の指は根元まで、しっかり俺の中へ
と挿入された。しかしそれでも、やはり初めて他人の指が押し込まれてきたとあっ
て、反射的に内部の括約筋は収縮してき、T部長の指を強く締め付けてきていた。
しかしT部長は、そんな俺のアナルを解し慣らす様に、内部でグリグリと指を回旋
させたり、関節を曲げたりしてきた。
T部長の指により、内壁を押し上げられる感覚が、生々しく俺へと伝わってきて
いた。正直怖くてならなかった。早く抜いてくれと、俺は訴えたい衝動に駆られて
ならなかった。
しかしそんな中、ある一点の部分にT部長の指で圧力が加えられた時だった。内
部からズンッと、重だるく痺れる様な感覚が、一気に睾丸やペニスへ向け走り抜け
てきた。
「あっ!」
思わず俺は甲高い声を発し、大きく身を仰け反らせた。
クスッと、T部長が笑ってきた。
「ここ、いいんだ?」
T部長は、その一点に集中的に刺激を加えてきた。
その時の俺には、その感覚が快なのか不快なのかの区別も分からなかった。しか
しそれは今まで経験した事のない強烈な刺激であった。俺はT部長の指が動かされ
る間、ただただ身悶えるばかりだった。
「やめてください!」
堪らず、俺はそう叫んでいた。
しかしそんな中でも、俺の勃起したペニスはT部長からの刺激に応える様に、何
度も激しく跳ねていた。
そのペニスを、T部長の空いた左手が掴んできた。そして俺のアナルとペニス、
両方を同時に刺激してきた。
俺の足腰は、激しくガクガクと震えていった。そして俺の中では、刺激に反応し
て激しい欲望の高まりが込み上がってきた。
その事実は、俺を愕然とさせるものであった。まさかこんなオッサンの手でと、自
分自身の身体で起こり始めている事態を、到底受け入れる事が出来なかった。それ
だけに俺は必死に堪えようとした。しかしそんな努力虚しく、T部長に容赦なく責
め立てられる俺の身体は、単純なまでに限界へと達してきてしまった。
「だめです・・・俺もう・・・!」
ついに耐え切れなくなり、俺は呻く様な声で叫んだ。そしてT部長に前と後ろを
弄られながら、射精へと導かれてしまった。
今思い出しても、その光景はおぞましいものだった。T部長にしっかりと見られ
ている中で、俺は大量のザーメンをペニスから勢いよく噴出させたのである。そし
てその間、今まで経験した事のない強烈な刺激に身悶えていた反動とばかりに、俺
はザーメンを撒き散らしながらこの上ない解放感に包まれる気分だった。認めたく
はなかったが、それは快感以外の何ものでもなかった。
しばらく俺は、射精の余韻に茫然自失となっていた。そして今までの緊張から身
体が一気に弛緩し、俺は姿勢を保てなくなってその場にへたり込んでしまった。
「どうだい、お尻でイッたのは初めてだろ?」
俺をイカせたという達成感と喜びがあったのか、T部長は極めて上機嫌だった。
しかしその時の俺には返答する余裕もなく、茫然としたまま荒くなった息を整え
るので精一杯だった。
そんな俺に、T部長はお構いなしだった。
「だけど、君にはもう一頑張りしてもらうよ。今度は君がこっちを気持ちよくさせ
る番だ」
その時に初めて気付いたのだが、T部長のペニスもすっかり怒張しきっていた。
しだいに冷静さを取り戻すにつれ、こんな目に遭いながらも、今夜の接待は未だ
序盤でしかない事を俺は思い知らされた。
(続く)
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