ひとり暮らし。
なんという甘美な響きだ!
友達を家に呼び、時間に縛られず、
酒っぽい水を酌み交わし、ヤりたい放題だ!
僕は自由なんだーッ!
先ずはネットで周辺施設を検索……
………?
ポルノ…映画館…だと?
ポルノ映画館と言えば、あわよくばSM調教中の御主人と奴隷様に出くわし、
あわよくばそこで素晴らしいサービスなんか受けさせて貰える天国のような場所!
……そんな半分間違ったイメージを持っていた僕は、またもや女の子目当てで男の世界へ足を踏み入れたのである。
全く、オナニーばかりしていると脳が働きにくくなるとは本当のようだ。
さて、すぐさまシャワーを浴び、ちょっと胸元の開いた服を着て
香水をほんのすこし振りかけると僕は新居のドアを開き、目当ての場所へ向かった。
自転車で15分。徒歩なら25分。
なかなかに遠い気もするが、僕は田舎育ちな上に少々興奮気味。
そんな些細な事はちっとも気にならないのだ。
携帯で場所を確認しながら目的地に到達…したのだが……
小汚い裏路地や、同じく小汚い飲み屋に囲まれた場所を想像していた僕は少したじろいだ。
民家!住宅街!大通りからちょっと入った場所にネオンきらめく大看板!
日活ポルノのあられもない映画ポスターが通りに面した壁にズラリと並び、
出入り口は客が入りやすいように分かり易い作り。難易度の高いオープン式(入り口が看板などで隠されていない)である。
さらにこの時間(夜7時過ぎ)!
仕事帰りの奥様や、学校帰りの男子女子がチラホラと…
ヤバい!恥ずかしい!
できればもっと初心者の心情を察して欲しいものである。
※元投稿はこちら >>