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2025/11/15 07:10:18
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優しさに見せかけた支配
──あなたは「強く責められたい」と言いながら、本当は最初から荒々しく押し倒されるより、逃げ道をあえて残されたまま、ゆっくり心と身体を追い込まれていくほうがずっと興奮するタイプでしょ?
あなたの緊張をひとつずつ丁寧にほどいていく。
柔らかく見える手つきも、落ち着いた声も、全部あなたを安心させて油断させて、気づかないうちに逃げ場を奪っていくための支配の布石。
従いたくないふりをしてみせても、命令の響きがあなたの耳を通って身体に落ちた瞬間、素直に反応してしまうのは、あなたの本音がずっと前からそこにあった証拠。
昼の光は残酷なくらい正直で、ごまかしの効かない欲望を静かに照らし出す。
優しさの皮をかぶった支配に気づいた時には、もう後戻りできない場所まで連れていかれている。
ゆっくりと崩されていく安心感と、抗えない羞恥が、呼吸のたびに混ざり合って深く沈んでいく。
誰にも知られず、誰にも邪魔されず、あなたが自分の弱さを差し出したその瞬間から、従う快感は静かに形を持ちはじめる。
豊橋の昼だけに許されたこの時間で、あなたの本当の側面を私に全部見せて。