同性愛・LGBTQ悩み相談室

今年で２５歳。付き合って三年の彼氏がいました。彼は僕に取って初めての彼氏で、年は１３歳離れた年上でした。僕のわがままと相手の裏切りもありで別れる事になったのは今年の４月。そのとき僕は相手の家に転がり込んでいたので別れたといってもつい最近までは一緒に暮らしてました。最近になってようやく彼の家から出ていき一人暮らしを始めたのですが、そのときになって改めて彼の大切を、彼のことをまだ好きでいた事に気付きました。幾度か相手に復縁をお願いしたのですが、相手は拒みつづけました。拒まれる度に、俺は一人でも生きていける。がんばっていこうと思い仕事をこなしてきたのです。

この三連休は実家の家族（父、母、姉二人、姉の旦那と甥っ子と姪っ子）と旅行にでかけました。行った場所はファミリーリゾート。周りを見れば若い夫婦に小さい子供たち。
久しぶりの家族との対面でした。最近の状況を話あいました。真ん中の姉が新しい家（二世帯住宅）を買い両親と一緒に暮らすそうです。実家は来年までに売り払う予定とのこと。両親も概ねその意見に賛成のようで、話は着々と進んでいってるようです。ですが父は僕の事を気にかけており、将来僕の帰ってくる場所がなくなることをいささか指にとげがささったかのように気にかけているようです。僕も、父が望むような帰郷をすることはできませんのでその意見には賛成です。ただまだ実家がなくなる、生まれ育った場所がなくなるという実感はまだわいてきません。そのうち湧いて悲しくなるのでしょうか。

その旅行中は色々と考えさせられるものでした。周りには若い家族がたくさんいるのです。子孫繁栄、ゲイの僕にはない選択肢を選んでいるひとたち。その中でも若いパパたちにめがいってしまいました。
父としての男（たくましさ）に憧れる僕。あぁ、僕はこういったものが欲しいんだな、こういった男になりたいんだ。
家族という絆に憧れ、得る事が出来ない事に失望する。逞しい男にもなれず、また逞しい男と結婚する事もできない。その中、自分の生きる目的という事を考え始め、答えがでないまま家族に見送られ一人帰路へとつきました。

家につくくらいに携帯にメールがきました。大学のときの一番仲が良かった友人が結婚をするとの報告。あのときの僕らには結婚は微塵も頭にはなかったはずなのに、お互いに年をとり友人だけが僕の知らないところへといってしまった。おいてかれていた。僕はとりのこされていってしまった。僕が欲しくてたまらない、得る事の出来ないことを友人はてにいれてしまったのです。

寂しくて悲しいです。


一時の感情だと分かっております。時間がこの気持ちを和らげてくれるのも分かっています。また、いずれかは新しい恋人に出会う可能性があるのもわかっています。

ただいまは辛くてしょうがないのです。
誰かに聞いてもらいたくて、しかたなかったのです