最初の女装
産まれた家の都合と私の体で始まってた。
ほとんど女の子しか産まれて来なかった家系
母の家系は、男の子が産まれてもすぐに亡くなってた。
私の兄も産まれて危ない時期があって
父方の叔母の家に預けられた。
そして次に私が母のお腹の中に宿り
預けられた兄は、叔母の家で育っていってた。
私がお腹の中にいる間
妊婦の母も兄がお腹の中にいたときと違ってた。
周りの出産した経験者や助産婦さんから
今度は、女の子が生まれると言われた。
それを信じて父や母と母方の祖母なども
私の為に準備してたのが女の子のばかりだった。
知り合いや親類からも全部が女の子のだけだった。
これは、私が大きくなってから母や父が話してくれた。
でも産まれてきた私に男の子の印が見えた。
立ち会ってた祖母がまた兄みたいにと
父も私が男の子だと知らされて
昔の人は、迷信とかを信じる人が多くって
またと思ってた。
でも産まれてきた私は、別のことが出てきた。
産まれた私を産湯で綺麗にしてたら
男の子の印に隠れて気が付かなかった女の子の印も有るのがわかった。
年寄りの助産婦さんが聞いてた昔話で
私みたいな子供は、祟りとか他の人に知られる前に
わざと死産だと言ってこの世から消されてたと
でも父や母は、そんな事できるわけもなく
この子は、女の子の印も有るからと
大きくなってどうなるかわからないけど
この子は、女の子にしたら亡くならないと思って
出生届を女の子で出してた。
兄みたいな危なくなってた時を過ぎてた。
私が歩けるようになって
何度か危険なことがあった。
私は、覚えてないけど
これも成長して聞いた。
池に落ちて溺れて危なかったことや
刃物で口が裂けたりと
それが奇跡とか守り神に救われたような感じになってた。
顔のキズも普通は、縫って治すのが
縫いあとが残るからと縫わないで治す方法で
小さいからまともに縫えなかったのもあるとも言われた。
あんなに大きくキズも残らずに治ってしまった。
女の子で幼稚園まで成長してた私が
すぐに見える印で幼稚園の先生たちが
私の性別が間違われてると言い出して
性別を男に変更させた。
実際には、性別が書き換えられたのが中学生になる寸前だった。
役場のたらい回しとか変えるための書類など
いろいろと後から後から言われて揃えるのに時間がかかってた。
変わるまでの間も中途半端な状態で育ってた。
小学生は、申請しだしたから男の子にしたのに
書類上まだ変わってないから
女子生徒にされてた。
顔だけだと男の子には、ほとんどみられることもない女顔だった私
私の弟も産まれて何度も頭にケガして入院を繰り返してた。
兄と弟の顔は、父に似て女の子に絶対見えない顔です。
弟も兄と同じように預けられて亡くなる危険が過ぎて兄と同じように家に戻ってきた。
私は、兄と弟みたいに預けられなかった。
私の体のせいで預けれるとこがなかった。
その代わりに小学生までは、女装と言われることもなかった。