封筒を手に部屋に入った私は室内の閉め切ったカーテンを開ける事もなく、
手に取ったその封筒をおそるおそる・・・私は開けた。
「下着姿を見せろ、エッチな姿を見せろ。」
そのような内容を想像していましたが・・・違った。
その内容は私が想像していたよりも変態的なものでした・・・。
『前回の手紙以降、怖かったみたいだな。
しばらく女になって出かける事も、部屋の中で女になる事すらしてなかったみたいだしな。
もしかして見逃してもらえたとでも思ってたか?
絶対逃がさないからな。
今日からお前は俺の言いなりになってもらう。
逆らえないのは前回の手紙で、理解できてるな?
まず最初の命令を出す。
①今日の深夜2時、最寄り駅にある〇〇公園に行き、トイレの用具置き場に服を入れて下着姿になれ。
②そうしたら、公園にある水飲み場の水を飲む時に使う上向き水道にいけ。
③その台の上に上って、腰を下ろして水道をお尻の穴に突き刺したら、蛇口をひねってその水で浣腸しろ。
④水しか出なくなるまで、何度も繰り返せ、人が来る前に終らせないと大変だぞ?
⑤終わったら公衆トイレ横のベンチがある、その上に上って股を広げてキュウリをお尻の穴に出し入れを繰り返せ。
⑥お尻の穴でのオナニーは30分続けろ。
⑦途中、物音がしても、人がきても絶対に辞めるな!やめた場合、以後一切の連絡はしないが、同時に前回の内容どおり周囲にお前の秘密を言いふらしてお前の人生を終わらせてやる。
⑧30分経ったらキュウリをお尻の穴の中に入れたまま家まで歩いて帰れ、途中で抜いても秘密をバラす。』
手紙の中にはそう・・・書かれていました。
漫画かマニア向けのエロDVDでしかないような内容でした。
私はあくまでカワイイ物や女性用の服が好きな、
ファッションとして女装を楽しんでいるだけで、
恋愛対象は女性だし、
SEXもノーマルで、アブノーマルな趣味は一切ありませんでした。
だから浣腸だとか、お尻の穴でオナニーとか・・・やった事もなかったのです。
そんな私にとって手紙の内容は衝撃でした・・・。
どうすればいいのか・・・・・・。
考えても何も思い浮かびません。
誰に相談する事もできず、もちろん警察にだって言えない。
「女装がバレて脅されてます。」なんて言えるわけがありません。
なによりそんなことになれば、結局周囲にバレますから・・・。
その日の夜、0時前・・・。
私はただ茫然とシャワーを浴びていました。
そしてウキウキとしたのとは違う、落ち込んだ気分でメイクをし、
下着をつけ、服を着ました。
自分がこの後どんな事をするのか、どんな事になるのか考えると、
不安で辛い気持ちしかありませんでしたが、
いつの間にか1時半・・・久しぶりに女になった私は、
小さなバッグの中にキュウリを1本だけ入れて家をでました。
私は震えていました、冬でもないのに・・・。
もう絶対に逃げられない・・・