私は現在30歳になる女装子です。
私は10代後半の頃から女装が趣味です。
きっかけは中学生の頃まで遡ります。
中学生の頃だと女子もまだ警戒心が薄く、夏場などは薄着になったブラウスからブラが透けていたりは当たり前でした。
それを見て思春期の頃の私は「エッチだな」という感覚と同時に、
「女の子だけブラジャーとか羨ましい」という特殊な感覚を覚えました。
それは「普通の感情ではない。」という事は重々承知していましたので、
周囲には秘密にしていました。
そんな私が大学に行くことになり、それを理由に1人暮らしをすることになりました。
暮らす場所も実家からは離れた場所になりました。
そうなると家族や知り合いの目を気にする必要がなくなり、私の中で枷が外れました。
その頃から私は下着はもちろんの事、服、メイク道具、ウィッグなどを揃え、
メイクを勉強していきました。
最初は室内で女装しているだけでしたが、
もちろんそれだけで我慢できるわけもなく、いつしか私は女装して外出するようになっていました。
最初は夜中にコソコソと散歩するだけ。
それが慣れてくると明るい時間にマスクで顔を隠して近所の散歩。
そして「意外と他の人達は他人の事を見ていない、全く気付かれていない。」と分かり、
次第に私の行動は大胆になっていきました。
私はもともと声が男としては高かった事もあり、
女装している時は軽く裏声気味で話すだけで声を出してもバレる事はなく、
ナンパされたり、夜の仕事に興味はないか、女性専用のアンケートに協力してくださいと声をかけられたりも日常でした。
ショッピングに行けば服も、下着も試着を進められるのは当たり前の事でした。
そうなってからは私は女装して出かけるときは女性として振る舞うのが当然の事になっており、
駅やお店などでトイレを使う時も女性用を使うのが当たり前でした。
でも私はスッカリ油断していたのです。
実は私には叔父さんがいたのですが、
疎遠気味で当時は身内が亡くなったりとかのよほどの事でもないと顔を合わせる事もない人でした。
詳しい地域までは聞いていなかったけど、
実は叔父さんは私が1人暮らしする事になった地域にすんでいたのです。
疎遠でそもそも顔を合わせる事もほとんどない叔父さんがどこに住んでるかなど、そもそも興味がなく知りようがなかったのです。
が、
私の親は叔父さんにどうやら「近くに住んでるから何かあったらよろしく、たまに様子をみてやって。」くらいの事を言っていたらしいのです。
私は知らない間に、いつの頃からか叔父さんにすべてを見られていたのです。
女装をしている事、女装して出かけている事、女性用の服や下着を堂々と洗濯して干している事、女装して女性として女子トイレなどを利用している事など。
何も知らなかった私はそうやってすべてを見られ、弱みを握られていったのです・・・。
私はそんな事になっているとは思いもせず、
「1人暮らしだから自由に女装して、女として生活できる♪」などと思っていたのです。
あの日までは・・・