しばらく前のことですが、下着女装を始めた頃のお話です。
ある日わたしは皮膚科に行きました。下着に接する精嚢のかぶれが慢性的になっていたのです。その病院はすごく古い建物で、かなりお年を召したドクターとナース、薬剤師さん、そして事務員さん、4人しかいません。症状を話すと、先生は院長室へ入るように言いました。
院長室には、なぜか性的な不思議な絵が何枚も掛かっていました。ゴシック的な男女の営みの絵、アフリカのペニスケースの絵、鞭を打つ絵もあります。壁の書架にはファイルがたくさん納められていて、そのタイトルの殆どに性の字がありました。そういう研究をされているのでしょうか。
「じゃあ横になりなさい」古いベッドを指さされ、私は横になりました。ズボンを下ろされ、パンツも下ろされ、全部露わになり、ちょっとドキドキしてきました。先生は私の精嚢をさわっています。「暑い季節になると時々悪くなるんです。」と言うと「慢性的なものだね、いい薬があるから塗っておこう。」と言い、何か薬草のようなにおいのする薬を指にたっぷりとつけ、念入りに広く塗り始めました。かぶれは少しなのに、精嚢全体がぬるぬるになってしまいました。(そんなに念入りに塗らなくてもいいのでは・・・)と思っているうちに、私のあそこが少し堅くなってきました。(困ったなあ、大きくなっちゃったらどうしよう・・・)と思い、何も考えないように努力していました。
すると、突然先生の指が堅くなりだしたそこに伸び、ゆっくりさわりはじめたのです。(えっ?!)とびっくりしましたが、何故か逆らっては行けないと思い、必死に我慢しました。でも、足の付け根や内股などもさわられて、正直感じ始めてしまい、ついにわたしのあそこはすっかり堅く大きくなってしまいました。すると「君はオナニーとかするの? 週に何回位する? ちゃんと射精するか? 彼女はいるのか? セックスは週に何回?」などとと矢継ぎ早に尋ねられ、(それは病気にどういう関係があるのかな?)と思いつつも正直に返答しているうちに、先生はいつかしっかりと右手を上下運動させていました。
私はパニックで頭の中が真っ白でした。そして、男にこんな所をもてあそばれ、気持ちよくなっていく自分にショックでした。でも、犯されているみたいで、凄く興奮していました。思わず「う、う、んんん・・・」と声が出てしまいます。我慢しないと隣の部屋の看護婦さんに聞こえてしまう、でも、思い切り声を出したい気持ちよさです。先生は引き出しからベビーオイルを取り出し、ぬるぬるになっているわたしのあそこにたっぷりとたらし、更に激しく強く手を動かしはじめました。薬とオイルであそこは泡立ち、ぐちゃぐちゃと妙になまなましい音がします。わたしは目をつむって「あ、う、うん・・」と声を押し殺していました。
「立派だねえ、いい形だ。だいぶ大きいな。心配しなくていいから、思い切りイキなさい。」そう言われて、わたしは気持ちよさをむさぼるように、本気で快感に身をゆだねてしまい、ついに白いものをたくさん出してしまいました。ところが、先生はまだ動きを止めません。「止めないで続けると快感が大きいんだ。」といって続けています。でも、わたしのあそこは休みたいのに無理にしごかれて疼くような痛みでした。「もう、もうだめです、痛い!」といっても許してくれません。
しかし、我慢できない痛みが急に薄れて、また快感の波がやってきました。「あっ、あっ!」白いものが、今度はびゅっ、びゅっと凄い勢いで出て、壁に飛び散りました。そして、次に透明な液体が出ました。なんと、あまりの強い刺激におしっこがかなりの量でてしまったのです。先生はあわててタオルをあてました。やっと先生の手から開放されてわたしはぐったりしてしまいました。体がぴく、ぴくっとしています。
ふと壁を見ると、そこいらじゅうに液体の飛び散ったシミが茶色くついています。わたしはぞっとしました。この先生はこうやって数え切れない数の患者にしてきたのでしょう。なんでわたしは抵抗しなかったのかな、快楽の後は、屈辱的な犯されたような気持ちがやってきました。
そういえば以前、診察を待っているときに、若くきれいな顔立ちの小柄な男性を、院長が肩を抱えるようにして声を掛けながら、院長室から出てきた事があったのを思い出しました。そのとき彼は、ちょっとうつろな表情をしていましたが、やはりわたしと同じようにされたのにちがいありません。
ぐったりしたわたしの腰の回りを先生はタオルできれいに拭き取ってくれました。ズボンを履いて診察室に戻ると、心なしか看護婦さんが視線をそらしているようで、わたしはますます惨めな気持ちになりました。
それからしばらくはショックが残っていましたが、日が経つにつれてそのときの異常な興奮と気持ちの良さ、犯されるような被虐的な気持ちが忘れられなくなり、再びその病院を訪れてしまったのでした。そのときの看護婦さんの視線が辛かったです。わたしはそこでまた先生にもてあそばれ、いかされてしまいました。帰りにわたしに名刺を渡して直通電話の番号を書き込み、「これからは病院が終わったあとにきなさい。診察時間が終わってからでもカギはしばらくはあけておくから。」といったのです。
それからわたしは、嫌悪感と欲望の間で揺れ、それでもいつも欲望が勝ってしまい、数ヶ月おきにその病院へ通うようになりました。