「ねぇ君、男の娘でしょ? 凄く可愛いね」
「えぇっと・・・・僕は・・・」
急に声をかけられ、つい地声で、それも僕だなんて。
「身構えなくてもいいよ。嫌がることはしないから」
「はい・・・」
きちんとしたスーツ姿で嫌な感じはしない中年だった。
「男子便所から出て来たのを見なければ全くわからなかったよ」
「あのトイレから観ていたんですか?」
「なかなか声を掛けづらくてね。後をついて来た」
結構な距離を観られていたんだな。
「こんな格好で外を歩いているのだから、好きなんでしょ?」
「な、何がですか?」
「男の視線だよ。視られて喜ぶタイプだよね?」
「うん、まぁそうかも」
「この強風の中でヒラヒラのミニとはね。露出癖アリ?」
「スカートの下には短パンを履いてますから」
「知ってる。何度も見えたからさ」
はっきりと言われると恥ずかしい、顔が熱くなる。
「可愛いね。顔が赤くなってるぞ」
「だって、それは・・・」
「ホテルに行かないか? 乱暴なことはしないから」
「触られたことないから・・・」
「優しく触ってあげる。気持ちがいいよ」
「で、でも・・・」
「オナニーはするでしょ? 最高のオナニーだよ」
「本当に嫌なことはしない? 約束してくれる?」
「約束する。最高に気持ち良くさせてあげるから」
「それならOK。優しくしてくださいね」
それから中年男と初めてホテルへ行きました。