今から約7年前、当時19歳だった僕が体験した話。
『年上のオジサンが好きな19歳の女装子です。
少しM気があるんで虐めて欲しいです。
口やアナルをメチャクチャにしてください。
ちゃんとした人が好きなんで既婚者の人がいいなぁ。
気に入ってくれたら愛人にして欲しい。』
今でもある某掲示板にこんな感じの書き込みをした僕は、友人2人と後輩1人の合計4人で、ニヤニヤしながら返事を待っていた。
僕自身は喧嘩が強いわけでも悪い事をやることが好きだったわけでもない。
中学の頃から、不良グループと言われるグループに入る事で自分の身を守ってきた、ただのチキン野郎だ。
そんな僕は、同級生の中ではリーダー格だった友人の発案で、美人局を計画していた。
内容は簡単だ。
僕が男と待ち合わせて、ホテルで着替えるとホテルに連れ込む。
その後で友人達が部屋に入ってきて金を要求する。
僕が女装役になったのは、一番小柄で女っぽかったし、警戒されなさそうだから。
女装なんてした事はなかったし、男に興味があったわけでもない。
そんな感じで、着々と計画を実行していった。
大量に送られてきたメールの中から、一番遠くに住んでて、すぐに会えると言う1人の男に的を絞った。
待ち合わせ場所に現れたのは、40代くらいの普通体型の男だった。
「可愛いね、女装姿に期待できる」
「そう?」
「君を虐める為に道具もいっぱい持ってきたよ」
「へぇ」
適当に返事をしながらホテルの部屋に入った。
僕に着せる為に持参したらしいエロい下着や衣装と、SMの道具を見せながら早く始めようと催促してきた。
勿論、僕が女装するなんて予定にない。
男の事を気持ち悪いと思いながら、友人達が部屋に入ってくるのを待った。
そして友人達が部屋に入ってきた。
僕の仕事は終わりだ。
後は友人達のやりとりを見物しながら茶々を入れていた。
証拠写真を撮って、それをネタに金を要求する。
金を受け取って遊びにでも行く。
はずだった。
「マジで許してください」
数分後、僕は部屋の角で泣きながら謝っていた。
人は見かけによらない。
相手は極真空手の大会で優勝経験が有るような強者だった。
友人達が僅か1発の蹴りやパンチで床に転がってるのを見て、僕の本気でビビっていた。
腹を軽く1発殴られただけで呼吸困難に陥って、頬を数発叩かれた時には号泣していた。
「許してやるから着替えろ」
元来チキンの僕だ。
勿論、急いで着替えた。
僕が着替えてる間に、僕を縛って遊ぶ予定だったらしい縄で友人達の手足を縛った男。
自分達も縛られてるくせに、ブラジャーとTバックに着替えた僕を哀れむ様な顔で見てくる友人達。
死にたいくらい屈辱だった。
「お前の友達なら気持ちよくしてやれ」
「ふざけんな警察呼ぶぞ」
「お前等が加害者って事忘れんな」
全員で文句を言ってると、全員1発ずつ頬を叩かれた。
言ってる事とやってる事がメチャクチャだ。
どっちが被害者かわからない状態だった。
「早くしろクソガキ」
何故か僕ばかり何発も叩かれた。
洒落にならないくらい痛いし、本気で怖かった。
「無理無理、マジで止めろ」
抵抗してる友人のズボンとパンツを下ろしてチンポに顔を近付けた。
殴られるよりましだと思って友人のチンポを口に咥えた。
「チンポ美味いか?」
そんな事を言われながら、男に頭を踏みつけられた。
頭を上げようとすると更に踏みつけられて、必然的にフェラする格好になった。
初めは全く勃起する気配もなかった友人のチンポも次第に硬くなって、いつの間にか勃起していた。
オェ…ゲブォ……
男に頭を踏みつけられる度に友人のチンポが喉の奥まで入ってきて何度も吐いた。
何度も吐きながら友人2人と後輩1人の精子を飲まされた。
吐いたせいか、精子の臭いや味はそれほど気にならなかった。
「もう許してください」
心の底から謝罪した。
あんなに気持ちを込めた謝罪は後にも先にもない。
「お前、こいつより後輩か?」
僕達に敬語を使っていたからずくに解ったんだと思う。
後輩の縄を解いて四つん這いの僕のお尻を叩かせ始めた。
「すいません」
謝りながら遠慮がちにお尻を叩く後輩に、思いきり蹴りを入れた男。
もっと本気で叩けと怒鳴り始めた。
髪を掴まれて泣いてる後輩は、当時まだ高2だった。
たぶん、僕達以上に怖かったはずだ。
「怒らんから叩け」
この期に及んで先輩風を吹かせながら格好つけていた僕はなんて健気なんだ。
後輩に何発もお尻を叩かれた。
「アンッ…気持ちいい…変態のお尻もっと叩いてください」
男は僕が格好つけた事が気にならなかったんだ。
泣きたくなるくらい恥ずかしい事を言わせながら、僕にオナニーを強要してきた。
僕は全員が見てる前で、後輩にお尻を叩かれながらオナニーして射精した。
挙げ句、勝手にイッた罰だと、床に飛び散った精子を舐めさせられた。
「臭ぇ、ケツちゃんと洗ってんのか?」
「辞めて、お願いだから辞めてください」
「希望通りメチャクチャに犯してやるからな」
「いゃぁッ…痛いッ」
臭いと言いながら、男は僕のアナルを散々舐め回した後、指を入れて掻き回してきた。
「力抜かないともっと痛いぞ」
そう脅すと、男は大量のローションを僕のアナルに垂らしてバックでチンポを捩じ込んできた。
気絶しそうなくらいの激痛と、腸内に硬い物が入ってくる違和感に襲われて言葉が出なかった。
男が腰を振る度に、激痛とともに襲ってくる漏らしてるような感覚に不安になった。
グチュ…グチュ…グチュ……
リズミカルに響くローションの音を聞きながら僕は子供みたいに声を出して泣いていた。
そんな僕の髪を掴んで顔を持ち上げ、目の前の友人達に見せ付ける男は鬼畜以外の何者でもない。
その異常なまでの男の性癖に友人達も顔をしかめながら言葉を失っていた。
どれくらい時間が経っていたかは解らない、かなりの時間僕を犯してた男は急に激しく腰を打ちつけてきて、僕の絶叫を笑いながら中に射精した。
それでも気が済まない男は、友人の1人の縄を解くと、僕のアナルを犯せと言い始めた。
抵抗する友人を馬乗りになって容赦なく叩きながら、僕にフェラで勃起させろと命令してきた。
「お前が跨がってイカせてやれ」
「許してください」
「イカせるまで、こいつ殴り続けるぞ」
友人に跨がって腰を振った。
後の2人も勃起するまでフェラした後、騎乗位で腰を振って僕の中に射精させた。
「警察いくなら行け、こいつが女装して犯されたって皆が知る事になるけどな」
男はホテル代を置いて部屋を出ていった。
残された僕達にはただ気まずさと情けなさだけが残った。
大人をなめてた僕達の自業自得と言うべきか。
縛られた友人達の縄を解いて僕は1人で部屋を出た。
本当にトラウマになった。
1年くらい部屋に引きこもったし、恥ずかしさと気まずさから友人達とは何年も連絡をとらなかった。
偶然、街で会って連絡先を交換して少しずつ友人関係は修復できたし、今では笑い話だけど、暫くは誰もこの話には触れなかった。
酒の席でチラホラこの話題が出る様になった頃から、僕は女装に目覚め始めた。
「今だから言うけど、あの時の菜々氏可愛かったよな」
きっかけはこの一言だ。
隠れて女装するようになった。
掲示板で募集して男とセックスするようになった。
何人かとセックスした時、物足りなさを感じる様になった。
毎回、僕達をメチャクチャにした男の事を思い出して、トラウマだと思っていた物は僕の願望だと気付いた。
あの時の掲示板に、あの時と同じ様な書き込みをした。
もし覚えていたら気付いてくれないだろうかと思って。
僕の狙い通り、男から連絡がきた。
初めは僕を警戒していたけど、暫くメールをしているうちに警戒はとけて僕達は約4年ぶりに再会した。
それから2年近く、みっちり男の調教を受けた。
今では、アナルでイケるくらい変態になった。
僕の結婚や男の仕事の都合で関係は解消したけど、今でもオナニーする時に思い出すのは調教されて気持ちよかった事より、一番最初の痛くて情けなくて惨めなだけだった時の事だ。