わたしは小さな頃から自分の体に違和感を持ち誰にも打ち明けずにいました。
その話は、また後日することにしましょうか。
今まで私は、外に出ることに怯えていました。
警察を呼ばれるのではないかと。
その日のその時間は
今より少し遅いくらいの
深夜に差し掛かりそうな時でした。
親と同じ家に住んでいるのですが、
親は二人とも寝ていて
妹も弟も当然寝ていました。
両親には何度か、私の過ちで
見られてしまったり、
荷物の商品の欄に
"マイクロミニ"などと書いてあるものを
ままが受け取ったりしていたこともあり
おそらくバレているとは思うのですが
あまり、バレたくない思いから
朝や夜に異装をしていたわけです。
私はその、学生でしたし
夜型人間なので
真夜中に異装しながら勉強していたわけなんですが
コーヒーを飲みたいな思ったので
下の階に降りたのです。
しかし、暖かいものも冷たい方も切れてしまっていて……
その時の私はコーヒーさえあれば徹夜は余裕なくらいには訓練していて
コーヒーを飲まずには夜起きれないような人だったので
どうしてもコーヒーが欲しかったのです。
なので、私は
勇気を出し
外へ出ることにしました。
時間はだいたい２時でしょうか？
星も都会なのに少し綺麗に見える時間帯
｢家にある｣ハイヒールを(無理矢理に)履き
ドアを恐る恐る開けました。。
……誰もいなかいよね？？
…………。
うーわんわんわんわーおーーー。
ひゃっっ。
遠くで犬が鳴いているのにも少しビビり
神経がすごく敏感になったようでした。
その時の私には
勇気がなく とてもじゃないですけど
コンビニにはいけませんでした。
なので、自動販売機に行くことにしました。
ハイヒールって
歩きづらいように思うかもしれないんですけど
私はなぜか、普通に歩けました。
歩き方が綺麗だったのでしょうか？
すこし、こまたにはしましたが
ほぼいつも通りには歩いのですが
すごく、こうしっくりというか。
自信を持って。
歩くことが出来たし、
そんなに短くはないですが
膝丈のスカートもひらひらと動き
冷たい風が私を包み
ひんやりとした
夜の街を歩いていきました。
自動販売機ってこんなに近かったけ？
あっという間につき、
自動販売機でコーヒーを買いました。
その時でした。
ブロロロロロ……。
車が通りました。
特に何事もなかったですが
内心ビクビクして
一般通過 車ですが、
初めて見られたような気がして。
ちょっとぞくぞくして。
すこし、快感でした///
そして、私は女装をして外に出ることを覚えたのでした。
……これは今から約4年前のお話でした。
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