女装でしか味わえないこと

続き　

仰向けの男性に跨ってウィグの髪を振り乱し腰をグラインドさせながら思いのままの言葉を口にします。
「ああんっ...気持ちいいっ...」
「どこが気持ちいいんだ？」
「オ〇ンコがいいのっ...」
「そこには何が入ってるのかな？」
「オ〇ンチンが入ってるの...」
「もう一度言ってごらん..何が入ってるのかな？」
男性は同じセリフを何度も言わせるよう仕向けてきます。
そうさせることで今わたしが置かれている状況を再認識させるように...。
「オ〇チンが入ってるのっ..」
「ん？」
「オ〇ンチンがはいってるのおっ！」
「どこに？」
「オ〇ンコにいいっ...」
「そうじゃないだろ...ん？ケツマ〇コだろ？」
その言葉は今わたしが置かれている現実を突きつけると同時に被虐的な官能を一層高めることに...。
そして心の中で呟きます。
「女装セックス...いいっ...やっぱりいいっ..いいのっ...」って...
「ああっ..男のくせにキャミ一枚の姿で丁寧にお化粧してウィグを被り男性に跨りながら腰をくねらせている変態！」って...
次第にお尻の奥のほうに何とも言葉では言い表せない小さな快感を自覚します。
「あああっ...気持ちいいですっ..何かいいのっ！」
「奥がいいのかな？」
「うんっ！いいのっ！奥がいいのっ！」
お尻の奥の快感に神経を集中させているそのとき男性は不意にわたしの小さな乳首をキャミの上から少し強く抓ってきます。
乳首の快感がお尻の奥の快感を増幅させる、というか繋がる、とでも言うのか..言葉が見つかりません。
「ああっ...いっちゃうっ...だめっ！いっちゃうっ！」
「いいのか？」
「いいのっ！いいのっ！」
「じゃあ、いきなさい...！」
「いくのっ！今いくのっ！...いっちゃうのっ！」
オンナになり切る心持ち...いいえ、もうそんな演技じみた反応ではないし、そんな余裕もありません。
「いっくっ！いくっ！」
「どこでいくんだ？」
「お尻でいくのっ！お尻でいっちゃうのっ！」
「お尻じゃないだろ？ん？ケツ〇ンコだろ？」
「はいっ！ケツ〇ンコでいくのっ！」
「いけよ！ケツ〇ンコでいけよ！」
「いきますっ！いきますっ！ああああっ...いちゃうっ...」
決して隣の部屋にまで響き渡るような悶えではありませんがメスイキの波に飲み込まれる瞬間が来ます...
「んんんんっ....だめっ...今いくのっ...いくっ！いくっ！いっちゃうっ...」
数分の後、無意識に倒れこんでいるわたしの上半身を男性はキュッと抱きしめてくれています。
まさに女装でしか味わえない快感と官能の世界に溺れているところです。

終わります...