1月18日に告白しました。
その続きをお話します。
何も知らずに始めたアルバイトは、女装子がお客さんのお相手をする女装スナックでした。従業員は、ママさん、お姉さんと私。みんな女装です。あと一人は丸坊主の年配のおじさんがいて、おつまみをお皿にもったり飲み物を運んだりしていました。
面接で即採用され、その日から女装して働くことになった私は、ママさんから適当に「みづき」って源氏名を与えられました。でもピンときません。ただ女ものの洋服を着せられて、言われた通りに動いていればいいと思っていました。
お店が開店しても早い時間帯はお客さんが来ないので、ママさんから女らしい仕草や、水割りの作り方なんかを教わりながら、鏡に映る自分の姿にうっとりしていました。
女装に少し慣れてきたころ髭のおじさんが来店しました。
「どの子だ、上玉の子は?」
ママさんが常連さんに声をかけて、呼び出したそうです。
「は、はじめまして、み、みづき、、、っと、と申します。」
緊張しながら自己紹介をし、同じボックス席へ座らされました。
当時の私は、髭をそったことがなく、またすね毛もわき毛もはえていませんでした。ただ、あそこだけは男を主張するようにボーボーで、女ものの小さなショーツをはいた時、森のように横から毛がはみ出していて、レースの透けたショーツがやらしかった。
女装初日の服装は、花柄のひざが出るくらいのスカート丈のノースリーブワンピに低いパンプスをはいていました。私は身長が176cmあり、低いヒール靴を履くと180cmを超えていました。男としては長い方になる髪をふわ~っとまとめられて耳の上に花飾りをつけられました。あっという間に髪の短めの男役のタカラジェンヌになりました。
常連さん正面に座った私に、
「脚が長くて、きれいだ。」
「脚くんでごらん。」
「さわらせてくれ。」
「ママさん!この子のスカート、もっと短いのにできないのか!」
なんて騒いでいました。
突然、何かを思いついたようにゲームしよう、と言い出しました。じゃけんで勝ったらスカートを10cmあげてほしい、もし負けたら一気飲みするから・・・。
意味が分かりません。
でも、横にいたママさんやお姉さんは、「やろう、やろう」と盛り上がっていて、拒否できませんでした。
「最初は、グー、、、、じゃんけん、ポン!」
私が負けました。両脇に座っていたママさんたちが、10cmくらい私のスカートをゆっくりめくりました。
「最初は、グー、、、、じゃんけん、ポン!」
また負けました。スカートがひざから20cmまでめくられます。私が勝つと、常連さんはおいしそうに水割りを一気飲みします。その間、私のスカートはめくられたままです。何度かじゃんけんを繰り返し、とうとうこれで勝たないとスカートから中が覗いてしまうところまできました。
「最初は、グー、、、、じゃんけん、ポン!」
私が負けました。とうとうひざから40cmめくられることになります。
実は、ここまで、わたしはじゃんけんに負けてスカートがめくられても抵抗がありませんでした。(何が楽しいのかわからないし、俺の脚見たってしょうがないじゃん!)ただアルバイトだから、ママさんの言うことを聞いていればいいや、と冷静に対処していました。
常連さんの一言を聞くまでは・・・・。
「さぁ、負けたね。新人さんのパンツ見せてもらおう!」
私は、「はっ!」としました。自分がパンチラの餌食になっていることに気がついたからです。
(見えちゃう~~)
(パンツ見られちゃう)
(恥ずかしい…)
私が心まで女性になった瞬間です。
「いやっ。やめて。見ちゃダメですぅ」
あわててスカートを元の丈に戻しました。でも、誰も許してくれません。私は両サイドをママさんたちに押さえ込まれ、常連さんに指先でスカートのすそをつまみ上げられ、透けたレースのショーツを見られてしまいました。
「おおおおお!!!!!!!!」
ショーツから毛のはみ出したところまで全部見られてしまいました。
「見ないでください。お願いします。」
涙声で訴えている私は、もうすっかり女性のようでした。
そして、さらに恥ずかしい出来事に巻き込まれていきます。
(つづく)