女装にも慣れ、一通りの経験を済ませた秋の頃、私は『痴女にみたく振る舞い、見られたい願望』が出てきました。
とは言え、いきなり夜の街中で痴女になるのは抵抗があり、ネット等で色々調べたりしました。
その結果、当時住んでいた所の近くに、夜になるとタクシー運転手や代行の運転手が、時間潰しに路集まる溜まり場がある事を知りまたした。平日の21~24時位の間ならば、大抵何名かは人がいるとの事です。場所的にも工場や運送会社の車庫がある所で、夜になれば人もいないそうです。
そこまで分かれば早速準備。
ムダ毛を処理し、上下セットのピンクの下着、やや濃いめにメイクアップ、肩甲骨ぐらいまでのストレートウィッグを選択。
服装はピンク色のロング丈のパーカーと黒のニーハイブーツのみ。
ロング丈パーカーのみだと、超ミニのワンピースみたくなります。
その場所に着き、様子を伺ってみると5人程が居るようです。しかし、いざとなればビビりな私(涙)
「とりあえず今日は、運転手さん達がいる所の近くを歩いて通り過ぎてみよう」とハードルを下げてチャレンジ。
コツコツとヒールの音と緊張してドキドキな私の心臓の音。運転手さんとの距離が近づくにつれ、運転手さんもこちらを見てきます。
運転手さん達に一番近づいた時は、私についての話声すら聞こえました。「おっ!お客さんか?」「んじゃお前声掛けてこいよ」「バカヤロー!ガハハハ!」「お前じゃ相手にされねぇよ」と明らかにこちらに気づいています。ですが会話の内容からは私が女装子である事には気づいていないようです。
そして通り過ぎます。最初のイメージでは『運転手さんの横を通り過ぎれば、もう大丈夫』と思っていたのですが、それが大きな間違いでした。運転手さん達が私の視界から見えなくなると、後方で何をしているか全く分からないのです。
もしかしたら後を付けて来ているかもしれない。
タクシーに押し込まれるかも。と考えると体がガクガクしてきたのです。
足もガクガクな中、どうにか歩き続けていると、後方からタクシーのエンジンがかかる音が。
ビクッと体が反応して、「ヤバいっ」と思い足早に自分の車の場所まで戻りました。自分の車に乗り込んだのですが、息づかいは荒く、体はエンジン始動すら出来ない程にガタガタブルブル・・・
その後何度かその場所に行ったのですが、運転手さん達の前を通り過ぎるだけで精一杯でした(涙)