公園は女装者にとって、夢がかなえられる場所である一方、危険がいっぱい
の所です。事件に遭遇しても警察へは行けませんし、お互いに変質者同士の
ようなものですから、特に女装者は足許を見られて危険に晒されます。
その日女装のわたしは、公園を二周ほどして駐車場を横切ったとき、端に
駐車していた白いワゴン車のドアが開いて、運転席の男が手招きしました。
促されるまま、座席をたたんだ後部荷室でその男に抱かれました。男は、
それが趣味だと言って、わたしの下半身を剥き出しにして舐めりました。
足の指から太腿まで、音をたててしゃぶるのです。
最初はくすぐったいのと男が強烈に煙草臭いので、感じるどころではあり
ませんでしたが、時間とともにいつのまにか快感に浸かって、思わず声が出
てしまいました。
男はわたしの精液を飲み込んだ後、自分のチ○ポをわたしの口へねじ込み
大きくなったものを、M字に開いたわたしの中心にあてて押し込んできまし
た。事前にわたしが持参して、使用するよう頼んで渡したゴムを使われなか
ったことを知ったのは、すべてが終ってからでした。
身繕いしているわたしに、男は、「姉ちゃん、ずいぶんいい思いしたじゃ
ねえか、帰りのガソリン代を少し出してくれよ」と言うのです。
断ったら何をされるか知れない怖さがあって、小銭入れの二千円を渡して
逃げるようにその場を離れました。
後日検査して幸い病気はありませんでしたが、今も怖さと口惜しさが忘れ
られません。