一人旅が好きで年に一度でかけます。もちろんその時は女装してい
きます。これは、数年前愛媛県に行った時のお話です。
その日は朝松山を発ちました。着ていったのはセーラー服です。お
昼前にその街に着き、お昼を食べ、お城とその近くにあるお庭を見て
駅に帰る予定でした。その街に着いたときに観光案内所でお庭のそば
に駅行きのバス停と教えられたのでお城とお庭を見た後にバス停を探
していました。でもバス停が見つからず、うろうろしていたら、お庭
の近くにあった中学校や高校の生徒さんたちと鉢合わせしてしまいま
した。みんなびっくりしていたようで、私を見ると一目散に逃げてい
きました。結局バス停は見つからず、たまたま和菓子屋さんが目に入
り、駅行のバス停の場所を尋ねたところ、「私たちは車で通っている
ので、バス停の場所はわかりません。でも駅までは歩いて15分くらい
なので、歩いて行ったら」と言われたので、歩くことしました。
歩き出して5分くらいたった時、後ろから「おい、待て。とまれ。」と
いう声が聞こえました。その声が私に向けられたものだと思わず、そ
のまま歩き続けているといきなり自転車に乗った若い警察官が私の前
に回り込んできました。
若い警察官は、「止まれと言いたのを無視するのか。どういうつもり
だ」といわれ、私は「私が言われていると思わなかったので、申し訳
ありません」といいました。すると若い警察官は「お前以外誰がいる
んだ。見た感じ男なのになぜセーラー服なんて着ているんだ。恥ずか
しくないのか。とりあえず身分を証明するものを見せろ」と高圧的に
言われたので、逆らってもしょうがないので、とても恥ずかしかった
のですが免許証を見せました。若い警察官はそれを紙に写していまし
た。
そうしていたら少々年配の警察官と婦人警官がやってきました。年
配の警察官は若い警察官に「そんな高圧的にものを言ったら彼女が怖
がるだろう。まだ何か罪を犯したというわけではないのだからそうい
う物言いはやめなさい」注意していました。そして年配の警察官は私
に向かって「ごめんね。怖かったね。ところで君はどこから来たの」
と尋ねられたので、私は「東京からです」と答えました年配の警察官
は「ごめんね。東京だと男の子が女の子の服を着ても問題ないだろう
けど、ここは田舎なんでね。私たちも通報があると何もしないという
わけにいかないので、ちょっと質問にこたえてくれるかな」と紳士的
に言われたので、私も「はい、わかりました。いいですよ。」と答え
ました。そしていくつかの質問をされ、「ところで今日はどこから来
たの」尋ねられたので「松山から着ました」と答えました。そしたら
婦人警官が「松山からセーラー服着てきたの。すごいね。セーラー服
で車を運転して捕まらなかった」と尋ねられたので私は「電車できま
した。昨日東京から松山に来たのですが、東京から女装してきまし
た。もちろん飛行機に乗るときはもう少し大人の女性の服を着ますけ
ど」と答えました。年配の警察官と婦人警官は「すごい度胸ね。何か
言われなかった」と尋ねられたので私は「この職務質問が初めてで
す」答えました。
そのあといくつかの質問をされ、最後に年配の警察官が「質問はこ
れで終わりだけど、バックの中を見せてくれるかな」言われたので、
私は「いいですよ」と答えました。そうしたら若い警察官がいきなり
私のバックひったくろうとしりました。そうしたら年配の警察官「お
前は女子高校生のバックの中をのぞく気か。そのために婦人警官を連
れてきた。いまはセーラー服を着ている以上女子高校生としてあつか
わなければならない。」そして私に「バックの中を見ていいかな。も
ちろん婦人警官が見るから」といわれたので、私は「構いませんよ」
バックを婦人警官に渡しました。婦警さんはバックを受け取ると「本
当に女子高校生のバックね。ぬいぐるみまでつけて」と言われちょっ
と恥ずかしかったです。そしてバックの中を見ました。中には高校2年
生の英語と歴史の教科書とノート、ピンクの筆箱、スヌーピーの化粧
ポーチと巾着が入っているのを見て「かわいい。中身も女子高校生
ね」と言われてしまいました。そのあとバックの中にカメラがあるの
を見て、年配の警察官から「カメラの中を見せてもらえる。申し訳な
いけど写真を見るのも仕事なので」と言われたので。「どうぞ」と答
えました。カメラにエッチな写真がないことを確認してやっと解放さ
れました。年配の警察官からは「いろいろご協力ありがとうございま
した。もう行っていただいて結構です」と言われ、駅のほうに行こう
としたとき、私の免許証の内容を写したメモを若い警察官が持ってい
るのを思い出し、「すみません。あの若いお巡りさん私の免許証の内
容を映したメモを持っているので、それを返してもらいたいのですけ
どいいですか」と言いました。そうしたら、若い警察官が「なんで返
さなきゃいけないんだ」強い口調で私に言いました。私は「だってそ
れは私の個人情報ですよね。何もなかったら返してくれてもいいと思
いますけど」反論しました。若い警察官は「生意気を言うな。男のく
せにセーラー服を着て歩いているだけで不審者なのだから駄目だ」と
言いました。そうしたら年配警察官が「彼女の言うとおりだ。何もな
かったのだから返しなさい。逆に何かの不手際でこのメモが外部に流
出したらお前が責任を取ることになるぞ」と言われたので、渋々返し
てくれました。その後警察官にご挨拶をして駅に向かっていきまし
た。
今回は話が分かる年配の警察官と婦人警官がいたので助かりました
けど、もし若い警察官だけだったらどうなったのか?帰りの電車の中
で考えていたらものすごい恐怖が襲ってきました。
皆さんも地方で女装するときは職務質問に会わないように十分に注意
してくださいね。