女装用の衣装の洗濯は、ブラジャーやショーツ等のランジェリーは元より、安物のコスプレ用品なんかも家庭で手洗い出来るモノは自宅の風呂場でやります。
ただ、愛用のウールマーク付き本物のセーラー服は、ウォッシャブルながら上下ともクリーニング店に持ち込むことにしております。
時期によっては衣替えセールなんかで、平常よりお値打ちにして頂けますから、スーツやジャンバー等と合わせれば変に怪しまれることもありません。
でも、さすがに自宅の近所では知人もいてマズイですから、ちょっと離れた隣町まで足を伸ばすのですけど、そこは来店客が一人ずつしか入れないクリーニング店なので、安心して袋の中からカウンターに取り出すことができます。
地元の中高生が着用するセーラー服とはタイプが異なるから、女性店員さんも薄々コスプレ用と察してくれるんですけど、中にはわざわざセーラー服上衣を広げて目を丸くしてる方もいるんですよ。
今は仕上がりも早くて大変有り難く、出来るだけこちらも早く回収しに行くのですけど、1度お店から出た途端に紙の手提げ袋の紐が切れ、中から透明なポリ袋に包まれたセーラー服上衣が道端に落ちたことがあります。
幸い外で並んでた客は若いご婦人一人でしたけど、落ちた瞬間「あっ!」と声を上げられ、あの時は私もかなり焦ってしまいました。唐突に生じた出来事にただ驚かれただけだったのかもしれませんが、セーラー服は間違いなく視界に入ってたでしょうね。
セーラー服の女装姿を直視されるのとは違う恥ずかしさ、今からセーラー服を着るんだという、何か女装前の自分の素を晒したような、そんな気恥ずかしさでした。