26歳の大学院生です。
実は、家庭教師をしているお家のお母様と愛し合っています。
家庭教師に行く日は毎週の金曜日。もう3ヶ月以上もこんな日が
続いています。
9月の終わりごろ、久しぶりに暑い日だったのを今でも覚えています。
彼女=直海はその日、いつものようにキッチンで食器洗いをしていました。
しかし、その日に限って普段着たことのない、薄手のブラウスでした。
その時私ははじめて、彼女が豊満で扇情的な肢体の持ち主であることに
気がついたのです。いえ、気がついてしまった、というべきでしょうか。
彼女の後姿を見つめているうちに、次第に私の肢体の奥のほうで、
かつて感じたことのない熱いものがあるのを感じました。
そこから先はよく覚えていません。ただ、気がつくと私は直海に
抱きつくと無我夢中で彼女の肢体を全裸にして貪っていました。
直海は抵抗しました。ですが次第にその力は弱くなり、そして
彼女はとうとう、こういったのです。それだけははっきり覚えています。
「シャワー、浴びさせて。もう、抵抗も逃げもしないから」
その瞬間、私は女でもなく、人間でもない、欲望の塊の牝になりました。
シャワーを浴びるために全裸になった彼女にふるいつくと
直海の唇を奪いました。彼女の唇はとても柔らかく、そして熱かった。
そして彼女も、直海もまた私を強く抱き寄せると自分から舌を入れてきまし
た。何がどうしてこうなってしまったのか、今でもわかりません。
ただ、今思えばあの時思っていたのは、そして今でも思っているのは、
ただひとつ、「直海を自分のものにしたい、そして、自分のものにする」。
それだけでした。
互いにシャワーを浴びた後、私と直海は彼女の、娘さえも入れない寝室の
ベッドの上で、互いの肢体を力尽きるまで求め合い、貪り合いました。
いわば教師と、その生徒の母親、そしてレズ。
二つの禁忌を一度に私は犯してしまいました。そして、2人の娘がいる
心優しい母親を、私は禁断の道に堕としてしまったのです。
でも、その罪の深さ以上に、彼女とのあの背徳の時間は、私をまた
直海のいる家へと向かわせるのです。
明日も金曜日。いつものように、予定の時間より3時間早く、私は直海を
求めて彼女の家へ行きます。2人の娘の母親と思うと、よりいっそう、
直海は私の欲望を高めさせてくれる獲物となります。そして、直海もまた
この禁忌の時間を、待ち焦がれているのです。
取り留めない文章を最後まで見ていただいてありがとうございました。
誰かにどうしても聞いてほしかったので・・・・・・。
志保