レズビアン体験告白

　レズっていう言葉にはさすがに抵抗があるけど、それ未満を満員電車で体験した
ことがある。　

　その時背中に感じたのは私と同じくらいの身長の人で、振り向きはできないけど
女性である事は分かっていた。
　背後にその人の背中を押し付けられても、少し蒸れる感じが気になる程度だった
ものの、そのうち彼女は自分のお尻を押し出してきて、私のお尻で滑らせるように
腰を動かしてくる。
　
　彼女の柔らかいお尻が動く度、私のスカートがずれる。
　シルクの裏地が、ストッキングの表面を滑る感触がとても心地良くって「もっ
と」なんて気分。

　やがて彼女のお尻が私のセンターに割り込んでくると少し縦に動く。
　私のお尻を使って、自分のお尻を掻いてるみたいに。

　胸から頭に繋がる血管がドックンドックンって腫れているのを感じながら、おも
わずバッグを持つ拳で下腹部を圧迫してしまった。
　
　やがて電車が止まって溢れる人が弾き出されるとき、とっさに振り向くとそれが
年上の女性だった事に安心した。
　なんとなく同世代だったら嫌だったから。
　
　職場に着いてから隠れるようにトイレのドアを閉め、忘れないように再現してみ
た。
　両手で軽くお尻を撫でながら、その感触を彼女のものにして目を閉じる。

　男のそれとは違う不思議な誘惑でした。
　これってレズになるのかな？