私は、昔から男によく間違えられていました。実際、女の人に興味があり中学生の
頃には部活の後輩を本気で好きになり、ふられた経験もあります。
しかしそれからも、興味はどうしても女の人にしか持てずに「いつか、女の人とち
ゃんと恋愛をして、セックスがしてみたい」という、叶うはずのない願望を持ち続
けてきました。
そんな私ですから、当然男の人との交際に積極的になることもなく、おしゃれに
も化粧にも興味がわかないままに学生生活を送ってきました。
それでも、20才の時初めて男の人に告白され、付き合いましたが二股をかけられ
てあっさり別れました。
去年の3月に就職したのですが、その職場の先輩(24才ですが見た目はちょっ
とコギャルっぽくてかわいい人です)の恋の相談に乗るうちに、その先輩のことが
好きになっていました。ですが彼女には、付き合ってはいないものの、「友達以上
恋人未満」の関係にある男性がいます。彼女は、その彼とキスは勿論ペッティン
グ、フェラチオも済ませているのです。
彼女の相談に乗る度に、私は自分の気持ちがどんどん深まっていくのがわかるの
ですが、自分の気持ちなんて言えるわけがありません。ただひたすら、彼女の幸せ
を考えてあげることしかできず、辛い日々が続きました。
ところが、そんな矢先に衝撃的な出来事がありました。
去年の12月に、ある温泉で職場の忘年会をしたのです。その夜、私と先輩は
別々の部屋で寝ることが部屋割りで決まっていたのですが、
いざ寝るとなったとき、先輩は半ば強引に私を先輩の部屋に連れてきて、自分の布
団の隣に私の布団を並べてしまったのです。その部屋には他にも2人寝ることにな
っていたので、4人で布団を並べて明かりを消しました。
酔いが回っていたのか、他の2人はあっと言う間に寝息を立て始めましたが私は
ドキドキしっぱなしでそれどころではありません。それでも何食わぬ顔をして、隣
に横になった彼女といろいろと小声で話をしていました。
その時、私はTシャツにパジャマのズボン、彼女は浴衣を着ていたのですが、不意
に彼女が私の掛け布団をめくって私の身体に下半身をぴたっと密着させてきたので
す。
もう、それだけで私は自分の下半身がジンジンしてくるのを感じました。でも、
彼女は一人で寝ることが嫌いでいつも家族と一緒に身体をくっつけて寝ることを知
っていたので、きっとこの行動も変な意味はないのだろうと、必死で鼓動を押さえ
ようとしていました。
彼女は「こうするとあったかいでしょ?」と言いながら、突然「この前ね、夢に
○○さん(私のこと)が出てきたんだよ」と話し始めました。そして、どんな夢だ
ったか当ててみて、と言うのです。
ヒントとして、「生々しかった」という言葉を与えられました。そして、過去に
私が経験したことがあることだとも言いました。
実は、私は中学の時に部活の後輩とディープキスをした経験があります。その話
を彼女にもしていたので、もしかしたら彼女が見た夢というのは「私とディープキ
スをした」というものではないかと思ったのです。
しかし、彼女は至って普通の人ですから、まさかそんなわけはないと思い、ひた
すらシラを切って分からないフリをしました。
すると、彼女はしびれを切らして「あのね、キス…したの。夢の中で」と自ら告白
しました。
私は、そんな夢を彼女が見ていた事への驚きと、照れくささと嬉しさが入り交じ
った複雑な気持ちになりました。それでも、思わず彼女に「その夢、現実にしてみ
たい?」とうっかり聞いてしまったのです。
当然、常識で考えたらここでイエスという答えが返ってくるはずはありませんで
した。私も半ばあきらめが入っていたので、軽い気持ちで答えを待ちました。
すると、なんと彼女は「うん」と恥ずかしそうにうなづいて、こっちを見つめて
きました。その瞬間、私は彼女を抱きしめてしまいそうな衝動を覚えて、あわてて
彼女に背中を向け、気持ちを鎮めようとしました。
彼女は、「どうしてそっち向いちゃうの?」と言いながら私の髪に触れてきまし
た。そして、「○○さんの髪、いい匂いがする」
と言い、今度は私の耳に息を吹きかけたかと思うと優しく舌を這わせました。胸
が、あまぐるしく締めつけられてたまらない気持ちでした。
もう、衝動を抑えるのに必死でした。私の太股には、まだ彼女の足が絡みついた
ままです。しかも彼女は、股間をぐいぐいと太股に押しつけ始めていました。彼女
の行動が嬉しい反面、どうしてこんなことをしてくるのだろうという思いもありま
した。
このまま、彼女に何もせずにいるには「これは、きっと親しみを持ってくれてる
事の現れなんだ」と思いこむしかないと自分に言い聞かせ、私は彼女にされるまま
でじっと身を堅くし、自分の欲望と戦っていました。でももう、感じすぎて自分で
もあそこが濡れているのがわかっていたので、本当に辛い状態でした。
不意に、彼女が何かつぶやきましたが私は聞き取ることができず、彼女に耳を寄
せて「なに?」と聞き返しました。すると、彼女は信じられない言葉を口にしたの
です。
彼女は、少しためらったあと恥ずかしそうに「ぬ・れ・て・き・た」とつぶやき
ました。その言葉に声を失った私に構わず、彼女は私の手首をつかみ、はだけた浴
衣からのぞくパンティの割れ目に私の指を押しつけました。
もう、私の頭の中は真っ白でした。初めて、自分以外の身体に、しかも性器に、
いま自分は触れているのだと思うと、感激で身体が震えました。しかもその相手
は、ずっと思い続けてきた、好きで好きでどうしようもない彼女です。
嬉しさと信じられないのとで、私はめちゃくちゃに興奮していましたが、彼女の
感触は今でもはっきり覚えています。確かに、彼女のパンティは湿り気を帯びてい
ました。そして自分の意志とは関係なく、私の指は割れ目を縦にゆっくりとなぞり
ました。その瞬間、指に彼女の体温が絡みつく快感が全身を支配しました。
ほのかに差してくる明かりが、彼女の表情を写し出してくれました。目を閉じた
ままの彼女は、私の指を拒絶することもなく私の指の動きに敏感に反応していま
す。眉をひそめ、やがて押し殺した喘ぎ声をもらしたのです。
その、甘い声は私をさらに感じさせました。今までずっと、私はこういう場面を
現実にしたいと思い続けてきたんです。自分の愛撫に感じ、喘ぐ女性の姿を見たか
ったんです。
彼女は、今まで男性経験が何人かあるらしいのですがあまり濡れたこともなく、
気持ちいいと思ったこともないらしくて「私、不感症みたいなんだよね」と言って
いたことがありました。
そんな彼女が、今こうして私の指で感じ、声を漏らしている。その事実が私には
たまらなく幸せでした。彼女がどういうつもりでもかまわない、とにかくもっと気
持ちよくさせてあげたい、その一心で彼女の割れ目を撫で続けました。
しばらくすると、今度は彼女が浴衣の襟を開いて、私に下着を見せました。そし
て割れ目から私の手を離すと、胸へと導きました。
度重なる彼女の大胆な行動に、私は圧倒されっぱなしでした。それでも、彼女を
いとおしいと思う気持ちが心地良く私の胸をしめつけ続け、私はまた彼女にされる
ままに胸を触りました。
彼女は、ブラをずらして乳首をあらわにしました。彼女の乳首はもう、小さく堅
いつぼみになっていました。
彼女の乳首を目の前にして、私がすることはもうひとつしかありません。優しく
そのつぼみをつまんで、私は唇を近づけました。
彼女を口に含んだとき、また彼女は小さく喘ぎました。その声を聞くたび、私の
頭の先はジーンとしびれたようになるのでした。
舌でゆっくりと乳首を舐めたり軽く歯で挟んだりしたあとは首筋に舌を這わせ、
キスを繰り返しながらゆっくりと胸元へ降りたりしました。相変わらず彼女は、目
を閉じたままです。
ふと私は冷静になって、彼女に聞いてしまいました。「こんなこと、私にされて
いやじゃないの?」と。すると彼女は、「嫌じゃないよ…」と言ってくれました。
彼女に、もうキスしたくてどうしようもなくなっていました。それで、「そろそ
ろ夢を実現させようか」と言うと、彼女はクスッと笑いました。
こっちからキスしちゃっていいのかな、とかいろいろ考えてしばらくためらって
いたのですが、やがてどちらからともなく唇を重ねました。柔らかくて暖かい彼女
の唇が、最高に気持ち良くて、私は失神してしまいそうでした。
そして、キスをしながら「キスって、本当に好きな人とするとこんなに気持ちい
いんだ…」なんてうっとりしたりもしました。
最初は、軽く合わせるだけのキスでしたがやがて彼女の方から舌を入れてきてく
れました。本当に、気持ちのこもった、恋人同士のするような甘いキスでした。舌
を入れると、ますます快感は高まって私のあそこはもう洪水状態でした。
そして、もう一度彼女に導かれてパンティの上から指での愛撫をしました。かす
れたような声を出しながら感じてくれる彼女のことが本当にいとおしくて、抱きし
めてしまいたくなりました。でも、彼女が自分を好きかどうかも分からないのにそ
れはできないという気持ちがあって、辛かったけどこらえました。
そのうち、彼女の声がだんだん大きくなってきました。私は隣に人が寝ているこ
とも忘れて、指の動きを激しくしていきました。
突然、彼女が私の手をつかんでパンティから離しました。そして、「ごめんね」
と言い、「○○さんが好きだから、こんなことし
たんだからね。遊びでとかじゃないから、それだけは信じて」と彼女は言ってくれ
ました。嬉しかったです。
それから寝ることにしたのですが、私はなかなか寝付くことができませんでし
た。それで寝返りを何度も打つと、彼女に見つめられて「どうしたの?」と言わ
れ、抱きしめたくてたまらなくなってしまうのでした。
こんなに、誰かをいとおしいと思うのは初めてで、キスだけでこんなに感じるの
も初めてでした。彼女が寝付いてから、私はこっそりとティッシュであそこを拭い
ました。驚くぐらいに濡れていて、「これだけ彼女のことが好きなのかな」と思っ
たものです。