ここって見てるの男性メインですかね?
女の体験談なんて需要ないかもだけど、気分転換ついでに書きます。長くなるかもだけど。
始まりは、夏休みのとある一日でした。
部活も何もやってなかった私は、両親と温泉宿に一泊旅行に出かけました。
そんなに大きな旅館ではなかったのですが、団体で泊まってる人たちもいて、ロビーでたむろするツアーの客の中に、顔見知りの女性を見つけました。
その3年ほど前ぐらいまで、私はとある習い事をしていて、その知り合いとは、習い事の教室で先生をしていた人でした。
向こうもこっちに気づいてくれて、簡単に挨拶を交わして、私は両親と食堂に向かいました。
その夜、お酒を飲んで早々と寝た両親を横目に、私は部屋でテレビを見てました。
気がつくともう浴場が閉まる時間。温泉や銭湯が苦手な私でも、汗をかいてそのまま寝るのは嫌なので、仕方なく大浴場に向かいました。
よく、レズの人って温泉やプールとか見放題だから嬉しいでしょって言われますが、少なくとも私は逆で、女性の体を意識してしまうからこそ、むしろ目のやり場に困ってしまうので、私には苦痛でした。
閉まるギリギリに行けば誰にも会わずに済むと思ったけど、浴場には先客が…。
岩で作られた風呂に浸かっていたのは、先ほど再会したばかりの先生でした。
紛らわしくてすみませんが、私は当時、委員会の顧問をしていた学校の若い先生に片思いをしていました。
ある時、作業のために私と顧問がジャージに着替える時があり、その時にチラッと目に映った顧問の白い肌に見惚れてしまい、それからいつも彼女を意識してしまい、家でその時の光景を思い出して一人ですることもありました。
ちょうど年上の人に焦がれていたということ、若い欲求を持て余してたせいでしょうか。
湯船に漬かり、昔話に花を咲かせながら、私の目は、その元先生の熟れた体に釘付けになりました。
先生は私の片思い相手の顧問よりもずっと年上で、むしろ私の母よりも3歳ほど年上でした。元々、私がその教室に通い出したのは、母と先生の共通の友人経由でしたから。
しかし、先生の40代半ばの熟れた体を見て、私の中に何か気芽生えるのを感じました。
そんな私の様子に何かを感じたのでしょう。
先生は、自分の部屋でもう少し話そうかと誘ってくれました。
やがて母と娘のように寄り添いながら、私たちは先生の部屋へ。
テレビをつけ、先生はビールを飲みながら、最初は私が教室に通ってた頃の話をしていました。
けれど、先生の、好きな人とかいるの?という問いかけをきっかけに、私は自分が女性を好きであること、委員会の顧問に片思いしていることを告げました。どういうわけか、その時は自分の全てを外に吐き出したくて仕方なかったから。
話が終わると、先生は「話してくれてありがとう」とこぼすと、今度は「私もそうみたいなんだよね。」と、自分の話をし始めました。
曰く、結婚して育児をして、子供も成人した今になって、自分が本当は女性を好きなのだと気づき始めたとのことでした。
その頃でさえ、ゲイやレズを笑い物にする風潮があったら、先生の頃はもっと酷かっただろうし、その中で自分の心を押し込める人がいてもおかしくはなかったでしょう。
そんな2人が一緒になってしまったのはただの偶然だったのでしょうか。
お互いに予測してなかった告白に、暫し沈黙が訪れました。
ですが、二人きりの部屋。親子のような年齢差とはいえ、秘密を共有し、長年にわたって同性への欲望を押し殺してきた女が二人。
あとの成り行きは必然だったのかもしれません。
どちらからともなく口づけを交わすと、お互いの浴衣に手をかけ、2人は裸体に。
あとで聞いたのですが、このとき、私のパンツがぐっしょりと濡れていたのを見て、先生の理性も歯止めが効かなくなったそうです。
私にとっては初めての性経験、先生にとっても女相手は初めて。
今にして思えば、たどたどしいセックスだったと思いますが、私たちはお互いの欲望に忠実に数十分間にわたり交わりました。
片方は年相応に熟れた肉体。私の方は、まな板にゴボウが付いたような、色気のない貧相な肉体。
ですが、そんな2人の肉体が、ぴったりと組み合わさったような時間でした。
せっかくお風呂に浸かったばかりなのに、布団の上で二回目のキスを交わす頃、お互いの身体と顔は、涎と汗でベトベトでした。
我に帰って少し恥ずかしさがこみ上げてきた頃、布団の上の大きなシミを指差して、仲居さんに怒られるねって2人で笑い合いました。
それから、三度目のキスをして、私は部屋へと帰りました。
本当は、これからの事をかきたかったのですが、思ったより長くなりました。
もしも見てくれる人がいたら、また書きます。