京子さんも一瞬だけおびえたような息遣いを
したが、すぐに私の求めに応じて熱いキスを
返してきた。
普段の京子さんとは明らかに違っていた。
あの明るい屈託の無い表情も無く、恍惚に近い
ような、それでいて妖しい雰囲気をまとっている。
女の私が見てても、ゾクッとするような
淫らな表情と誘い込むような姿態をくねらせて、
離れようとしない。
むしろ、しがみついてきている。
私の唇を離そうとしないで、吐息も荒くなってきた。
それと呼応するように、私も経験したことが無いよ
うな、淫らな感情が沸きあがってきた。
私の中で同性への変節した思いが顕在化したみたい。
心の中で思った「この子はきっとネコだったのね」
それを口に出して京子さんに告げると、京子はコクリ
と首をたてに振った。
妙な安心感があった。
京子さんを、主人とは滅多に一緒に寝ないベッドに誘った。
異性の匂いのしないベッドで、私の体臭だけが僅かに
残っている。
自分でも驚くほどの積極的な態度で、京子さんの服を脱がせ
始めて、急いで自らも下着姿になった。
下着を脱ぎながら、京子さんを見ると哀願するような目をして、
私を待っていた。
まだ陽の明るい時間帯であるのに、二人が居るこの部屋は
異空間のようであった。
昨日までの自分じゃない私が居る。そして京子さんが
居る。
私のやや垂れ気味の乳房、そしてまだまだ張りを失って
いない京子さんのキレイな乳房、汗がにじんでいる。
そしてキスマークが二人の身体のあちらこちらに色づいて
いる。
京子さんの脚を大きく跳ね上げてさせて、その間に私が
うずくまる。京子さんの蕾からは透明な液体が溢れ出て
きて、私は舌でそれを掬いとっていた。
舌先があたる度に、京子さんの身体が上下する。
私の舌から逃げないように、京子さんの腰当たり
掴んだ。
その時には、もう「京子」、「かおりさん」って言う
具合に呼び合っている。
私の蕾もすっかり濡れてしまっていて、シーツに大きく
シミを作りはじめた。
京子を責めることで、私自身が言いようの無い快感を
感じはじめ、京子のあえぎを更に高めようとしている。
「ゆかりさ~ん」「もうダメ~~~」同じような言葉を
何度も京子が叫び、それを聞いてますます欲情して
いくのであった。
「京子あなたはネコよ」
「ゆかりさ~ん、もっと京子を・・・・おねが~い」
主人との営みではほとんど無かった卑猥な言葉。
ピンク色のクリトリスが大きく突起している。
それを優しく噛んだりしながらも、空いている手は
乳房を乳首を愛撫している。
これこそがSEXだと実感しはじめた。
たまたま同性と言うだけ。
二人とも汗とラブジューズで濡れてしまった身体を、
大きく移動させている。
私の脚の向こうに京子の顔がある。
私の顔は京子の敏感なところにある。
クチュクチュと音が聞こえる。
その間にあえぎ声がする。
京子の愛撫は主人とは全然違う、比べようも無く優しく
それでいて敏感なところを狙ってくる。
「京子~~~ダメ~そこ感じすぎちゃう」
「かおりさんって、ここが弱みたい」
いたずらっぽく言う京子に、私は抵抗できない。
「私のほうがこっちのほうは先輩なのよ」
京子が言う。
私のクリトリスも京子の舌先で剥かれてしまって突起
している。
京子の付け根から中心のあたりを舌を動かせながら、
押し付けるように舐めた。
京子は瞬間的に私のクリトリスから顔を上げ、
「グッ~」と声にならないような、うなりを発した。
頂にいったみたいだった。
それを聞いた、私も京子ほどではないがそれなりの
頂にたどりついた。
男みたいに突っ込んで動くだけのSEXとは別のもの
みたいな、本当のSEXだと思った。
裸のままで二人とも安らかな寝息をたててしまった
みたい。
先に気がついた私は、京子に寄り添ってキスをした。
顔が近づいた時に、京子が笑った。
そして舌を絡めながらキスをした。
この先のことはわからないけど、京子と私ゆかりは
イイお友達以上の関係になって、二人だけの秘密を
もっともっと濃密になってすごしてみたい。