もう7、8年前のことです。当時わたしは大学生で教職課程の単位取得のた
めに某中学校に実習に行きました。免許を取っておけば将来万が一の時に役
に立つ機会があるかもしれないという程度の気持ちもあったし、何よりも自
分の中のある性癖というか嗜好に不安を感じていたので、何が何でも教師に
なりたかったわけでもなかったんですけどね・・・。
言うまでもなくそれは女の子にも興味があるということです。小学校高学年
ぐらいからはっきりと自覚するぐらい異性だけではなく同性にも興味を持つ
ようになり、エッチなことを覚えるにつれ女の子も想像の対象になっていき
ました。その頃は想像だけで実際にビアンの経験があったわけでもないし、
男の子も普通に好きになってましたから純粋にビアンというわけではないの
かもしれません。
ただ、そんな自分が教師になるのはまずいという気持ちがどこかにあったの
で、免許を取ってもすぐに採用試験を受けるつもりはありませんでした。
前置きが長くなりましたが、某中学校に教育実習に行き、私は1、2年生の何
クラスかで英語を教えていました。放課後にはわたしの担当の先生が顧問を
していたのと、高校まで自分もやっていたということでバレーボール部の部
活にもちょくちょく顔を出しました。その部員の中に加奈という2年生の子が
いました。髪はボーイッシュなショートで、ちょっと丸顔、目がクリクリっ
とした感じのかわいい子でした。加奈は活発そうな見た目通りの生意気な
(生意気なふりをしてただけだったんですけどね)子で、現場の先生と比べ
ればかなり若い、それも同性の教育実習生のわたしがまわりの生徒にチヤホ
ヤされる状態に相当ライバル心を燃やしていたらしく、あえて私に
「美沙!もうちょっとスリムになれよ!笑」とか
「あ~あ、オバサンはやっぱ動きが鈍いね!笑」
などとタメ口やら憎まれ口をきいて周りをハラハラさせていました。でもわ
たしは加奈がそうして絡んでくるのが嬉しくてたまりませんでした。なぜな
ら加奈はかなりわたし好みのタイプの子だったからなんです。実際わたしは
家に帰ってから、ジャージ姿の加奈の少しムッチリとした下半身を思い出し
たり、エッチな姿を想像したりして何度もオナニーをしていました。
そんなある日の放課後、女子生徒たちと一緒に帰った時のことでした。その
子たちの中の何人かがメル友の掲示板に登録していることを聞きました。ま
だ出会い系サイトなんかがそれほど社会問題になっていなかった頃だったと
思いますが、それでもわたしがいちおう立場上、
「知らない人とメールしたり話したりするんでしょう?危ないからやめたほ
うがいいよ。会ったりしちゃ絶対ダメだからね!」
ぐらいのことを言うと、その子たちも、
「同じ年ぐらいの人としかメールしないから大丈夫だよ~」「友達作り~」
ぐらいの軽い反応でした。
その時その中の一人が
「これ加奈の掲示板だよ!すごいこと書いてるから~笑」
といってわたしに携帯の画面を見せました。
それは「加奈」と本名が無防備に書いてある「メル友募集!女の子歓迎!男
はブサイクはダメ!」みたいな内容の加奈らしい生意気な文章の掲示板でし
た。
わたしは、
「あら~、ずいぶん高飛車なんだね~」
と笑いながら言って、目にはしっかりとその掲示板の特徴を焼きつけまし
た。その時すでにわたしは家に帰ってから何をするか心に決めていたと思い
ます。
家に着いたわたしはさっそく
「優子・高校2年生です。友達になりましょう!」
というメールを掲示板に載っていた加奈のアドレスに送りました。
すると5分ぐらいで、
「メールありがとう。よろしくね!」
という返事が加奈から返ってきました。
わたしはかなりドキドキしながら加奈とメールのやりとりをしました。最初
は学校のこと(もちろんわたしは自分が高校生の時を思い出しながら笑)や
好きな芸能人やミュージシャンの話、そして徐々にエッチな方向に話を誘導
していきます。わたしはイチかバチかの賭けで、
「わたし、女の子とエッチなことしたことあるんだ」
と作り話をメールして加奈の反応を確かめてみました。これで返事が来なけ
ればしようがない、あきらめようと思い返事を待っていると、
「え~、マジ?いつ?誰と?どんなことしたの?」
と加奈から返事が来ました。どうやらかなり興味しんしんのようです。
それからわたしは必死に頭の中で創作したビアン体験を加奈にメールしまし
た。そして作り話が一番盛り上がりそうなところで、
「ねえ、メールで伝えるのめんどうだから電話で話さない?」
と誘ってみました。するとあっさり加奈から
「優子さんがかけてくれるんならいいんだけど・・・」
と返ってきました。