私はその後どうする事も出来ず駅まで戻りました。1時間くらい考えてから自
宅に電話してみようと思い立ち店を出ました。
携帯を開いたままどうしても発信ボタンが押せませんでした・・・そんなこ
んなしているうちに日も暮れ始めてしまいました。
流石にこの時間になれば終わっているだろう・・・そう思って発信ボタンを
押したのは家を出てから3時間後でした。
5回ぐらい呼び出した後母が出ました。「あら久美子どうしたの?」何時もと
替わらぬ母の声でした。先程目にした光景が
脳裏から離れませんが会話をしている限り白昼夢だったとしか思えないので
す。
22年間聞き続けて来た母の声は何時もと変わりません。確かめてみようにも
あんな事を自分の口に出す事なんて出来る訳がありません。
「どうしたの本当に。いきなり帰ってくるなんて何かあったの?」心配そう
に聞いてくる母の声に私は安心してしまいました。
そして母に言われるまま家に帰る事にしました。
玄関先まで迎えに出てきてくれた母は昼間みた母とは全く別人のように私の
知っている母でした。
お土産のチーズケーキを渡すといそいそと冷蔵庫にしまい紅茶を入れてくれ
ました。2人で紅茶を飲みながら近況報告等をしていると
一人暮らしを始める前のように何時もの母でした。
夜の9時を回っても父は帰ってくる気配がありませんでした。母にその事を聞
くと「月曜日から出張に行っている」との事でした。
買って来たチーズケーキを食べようと言う事になった時開けてみてホールで
会った事に気が付いた母は「2人でこれは食べきれないね」
と言いました。私の父はお酒を飲まず甘党なので結構な量を食べるのです、
ですから私は父が居るものだと思っていたのでホールで買って
来てしまったのです。「たしかにね、でもおかあさんがちょっとづつ食べれ
ばいいし・・・」私がそう言うと「そうね・・・でも痛ん
じゃったら勿体無いしねお隣の奥さんにお裾分けしてもいいかしら?」いき
なり何気ない口調でそう切り出したのです。
「!!・・うん、いいんじゃない」そう応えるしかありませんでした。だっ
て昼間の事を覗いていたなんていう訳にもいきませんし
それなら尚更隣の奥さん・・・玲子さん・・・を拒否する理由など無いので
すから・・・・母はいそいそと電話をかけチーズケーキの
話をしていました。「お友達が来ているんですって、一緒でも良いわよ
ね?」そう言って玄関の方に行ってしまいました。
いやな予感と言うか胸騒ぎがしました。話がとんとん拍子に進み過ぎるよう
な気がして。
案の定玲子さんと一緒にさっき一緒にいた理香子さんが一緒でした。
「あら久美子ちゃんお久し振り」そう言った玲子さんは以前と変わらぬ人当
たりが良く品のある奥さんでした。
「はじめまして。夜分にお邪魔してしまって申し訳ありません」昼間とは打
って変わってとても丁寧で大人しい雰囲気で理香子さんが
挨拶してきました。「いいえぇ気にしないで」妙に母ははしゃいでいるよう
でした。どこか不自然な感じがしました。
「お茶入れてこようかな、久美子は紅茶でいいんでしょ?理香子さんはどう
します?」そう言って母は台所の方に行ってしまいました。
「私も手伝ってくるわね」玲子さんはそう言って私と理香子さんを残して母
の後を追って行ってしまいました。
初対面の・・・面と向って合うのは初めてで・・・昼間アレだけ母や玲子さ
んを責め立てていた理香子さんと2人きりになってしまって
私はどうする事も出来ませんでした。理香子さんはやや伏目がちに小さくな
るように私の正面のソファーに座っていました。
私はどうする事も出来ずチラチラと盗み見るように理香子さんを時々見る程
度しか出来ませんでした。
そして私は気付いてしまいました。恐らく母や理香子さん、玲子さんは私が
覗いていた事に気付いていたのだと。
伏目がちに大人しく座っている理香子さんは不自然に足を少し開いて座って
いるのです。とても短いスカートを履いているとは思いましたが
完全に奥まで見えるように足を開いているのです。でも私の方を一切見よう
とはしないのです。私はいけないと思いながらも少しづつ理香子
さんを見る回数が増えていきました。見れば見るほど不自然な点が多い事に
気が付きました。恐らくブラをつけていないのです。完全に硬く
なった乳首がブラウスの上からでもクッキリ見えるのです。そしてそれすら
も隠そうとしないのです。そして徐々に足を開いて行くのです。
私は身体を硬くして見ないようにしました。しかし気にはなってしまいま
す。話しかける事も出来ないし理香子さんから話しかけてくる事
も無いのです。いけないと思いながらもつい理香子さんを見てしまうので
す。
今では理香子さんの足は完全に開かれ毛の無いオマンコがはっきりと見えて
いました。その時でした。母と玲子さんが戻ってきました。
チーズケーキと飲み物を別々のお盆に載せて戻ってきた二人はそれぞれにお
茶とケーキを配るとみんなで食べ始めました。
「お母さんと玲子さんね、一緒にダンスを習い始めたのよ、理香子さんはそ
この先生なの」と母が改めて理香子さんを紹介してくれました。
「理香子さんは凄い教え上手なのよ。ダンスも勿論素晴らしいし」玲子さん
が細くします。「いいえ、お2人がとても覚えがいいから、
私が教えなくても・・・どんどん上達しちゃうんですもん」「いやだ理香子
さんったら」「ねえそんな事言って~普段は凄い厳しい先生
なのよ」等と盛り上がり始めました。本当に普通の奥さん同士の井戸端会議
のようでした。昼間見た光景も先程の足を開いたノーパンの
理香子さんも夢の中の出来事のような気すらしてくる程でした。私はぼんや
りと相槌を打ちながら聞いていました。
しばらくそんなダンスの話が続きました。「麻美さんも玲子さんも本当に練
習熱心で。今もちゃんと練習しているのよ、久美子さん」
いきなり玲子さんに話しかけられ一瞬身体が硬くなりました。理香子さんは
足を閉じ、胸元もちゃんとしていました。少なくとも
腕で隠れて乳首は見えませんでした。「??そうなんですか?」ヤバイと思
いながらも聞き返してしまいました。
「そうよ。ね?麻美さん?玲子さん?」理香子さんは悪戯っぽく微笑みなが
ら2人の顔を交互に見ました。その表情は昼間見た二人を責めている
時の表情でした。「久美子さんに見せてあげれば?」更に2人の目を交互に覗
き込むように見つめながらそう言いました。
先程の井戸端会議のような雰囲気は既に無くなっていました。2人はもじもじ
とする様に立ち上がりました。母はゆったりとしたロングのスカート
を履いていました上は普通のノースリーブでした。玲子さんは七分丈のサブ
リナパンツにTシャツの上にカーディガンを羽織っていました。
2人は並ぶように立ち上がりました。「はい、久美子さん。これ」そういうと
理香子さんは自分のスカートのポケットから3センチ四方位の
プラスティックの箱のようなものを取り出し私に手渡しました。その時短い
スカートは捲れ股間が剥き出しになりましたが直そうとはしません
でした。一瞬釘付けになりましたが妙な視線を感じふと見上げると玲子さん
と母が私と同じように理香子さんの剥き出しになった股間を凝視
していました。手渡された箱のようなものには一つだけ小さなボタンが付い
ていました。手渡されたもののどうして良いのかわからなかった
私を見て理香子さんは「そのボタンの押してみて」と悪戯っぽく言いまし
た。
母は私の方をじっと見ていました。その目は「止めて」と懇願しているよう
にも「押して」と哀願しているようにも見えました。
「久美子さんそのボタンを押してみて」理香子さんはニヤニヤしながら私に
そう言いました。
私が躊躇っていると私の指の上から指ごとボタンを押しました。ブブブとく
ぐもった音が響きました。音の方を見て母と玲子さんを見た瞬間
音の原因は解ったような気がしました。