娘の小百合と担任の恵理子先生がレズ関係にある事を知ったのは、二週間前の
1月15日の深夜の事でした。
その日は小百合に呼ばれて迎えに行くはずだったのですが、夕食の時にビール
を進められ、恵理子先生のお宅に泊まる事になってしまいました。
その時は小百合と先生の関係を知るなんて夢にも思ってなかったので、川の字
に敷かれた布団を見ても何とも思いませんでした。
寝付いてからどのくらい経ったのでしょうか、ふと目を覚まして隣を見ると小
百合の姿がありませんでした。
そして先生の布団はだいぶ盛り上がり、中で何かが絡み合うように蠢いていま
した。
最初はふざけ合っているのかと思いましたが、蠢き方が妙に厭らしく、まさか
女同士で……と思ってしまい、はしたない考えをしてしまった事を恥つつも、
目が離せないでいました。
二人に掛かっていた布団がだんだんとずれて行き、小百合と先生のしている事
が目の当たりになりました。
そこには、二人とも一糸纏わない姿で、女同士でキスをし、お互いの胸を弄り
あっていました。
こちらを見られたような気がして、慌てて向こう側に向いて寝たふりをしまし
た。
私が寝ているとでも思っているらしく声は二人とも控えていました。
私はこれは夢だと思いながら寝付いてしまいました。
翌日、先生と小百合の進路相談をしている時、先生が私の体を舐めるように見
ていました。
ひょっとしたら先生は私が見ていた事を知っていたのかも知れません。
小百合と帰るとき、帰り際に「1月22日にも泊まりに来て下さい」と言われ
ました。
そして、先週の土曜日も先生の家に泊まりに行きました。
小百合と先生がレズっている所を見せ付けられるのを知りつつ、その反面あの
事が夢であって欲しいと願いながら行ったのでした。
それがこんな事になるなんて思ってもいませんでした……。