俺が誘った。女を前にでれでれと笑う薬師寺を見ているとなんだか許せなか
ったのだ。
「男ってのもアリだぜ」
俺は舌なめずりをして薬師寺の腹をゆっくりとまさぐった。肩を寄せて、情
熱的な瞳は映した相手を逃がさない。薬師寺はノンケだったが、意外とあっ
さりひっかかった。
合コンが終わった後、俺たちは誘う女の子を無視して古臭いモーテルに入っ
た。俺は薬師寺の手をひいてベッドになだれこんだ。
「おまえ、はじめて?」
「ちがうけど・・」
意外だ。短髪でくりっとした目で、少し体育会系よりの体をした薬師寺はい
つもの態度からてっきり女専門だと思い込んでいた。
「じゃ、バイ?」
「・・うーん、どうかな」
薬師寺は濁してこたえると、俺の唇にキスをした。一呼吸見つめたあと、俺
たちは貪るようにキスをした。・・・ちゅ・・ちゅっ・・・唇や舌を甘噛み
したり、舌をからませたり・・・俺は薬師寺の巧みな技にすっかり興奮して
しまった。
「・・・はあっ・・・」
薬師寺は俺の衣服をまくり乳首に吸い付いてきた。俺はぞくぞくと鳥肌が立
つような快感に包まれた。それはじれったく、身がよじれるように甘く
て・・・
「感じてる」
薬師寺はいたずらっぽく微笑むと股間を揉みしだいてきた。前触れで気持ち
が高ぶっていたのですぐに硬くなった。すごいフェラだった。まるで吸い込
まれるように絡みつく湿った舌。俺はこみあげる快感に脚ががくがくなっ
た。次第に膨らむ俺のペニス。
「ぁ・・・は、あ、ぁ・ぅ・」
強く吸われて俺は涙目になった。薄暗い部屋に蠢くなまめかしい姿態・・ベ
ッドの周りにはなにもかも脱ぎ散らかして・・・
「あはぁん!」
俺はドクッと薬師寺の口内に出した。ぴくっぴくっと震える余韻の漣。薬師
寺は精液を掬い取り、俺の肛門に十分塗りたくったあと、グッとあてがっ
た。ぐぐっと薬師寺のちんぽが俺の腸内を掻き分ける。ずんっと奥までとど
くとゆっくりと腰を振ってきた。中の居心地をかみ締めるかのようにじっく
りと・・・
「あーー・・・あっふっ、うっ・・いい・・いいっ!・・」
俺は乱れて悶えまくった。二度目の射精。薬師寺も恍惚に顔をゆがませてい
った。
薬師寺は俺のお尻をティッシュで拭いてくれた。
「なー・・なんで今日、ついてきたの?よくあるの?こうゆうこと」
薬師寺はいとおしそうに俺の髪を撫でながら一目置いて・・
「俺・・ずっと先輩のこと見てたんすよ」
「え・・」
「前から気になってたんす」
薬師寺は急にこちらに向き直り、俺の肩を抱いて真正面から見つめた。
「好きだ」
薬師寺は小動物のような目をして真摯に俺を見据えている・・
・・やばい、恋に堕ちそう・・・