数日前に投稿した「フラッシュバック」の後日談になります。
叔母の彼氏である槙さんと男同士にも関わらず、人に言えないような行為をしてからというもの、僕はその事をずっと引きずっていました。
簡単に言えば罪悪感ということになるんでしょうけど、ただそれだけでは片付けられない感情でした。
本来なら僕は、槙さんとの行為に嫌悪感を抱かねばならないはずなのに、それを思い出すと股間が硬くなり、胸が高鳴ってしまうのです。
ただ同時に、今まで自分が男性に性の対象として見られたことがなかったので、それはある意味ショックだったのだと思います。
そして叔母を裏切っていることはハッキリ罪悪感として、腹の中に鉛を抱えているような気持ちでした。
槙さんから会いたいと連絡が来たのは、あの事があってからちょうど一週間後のことでした。
僕はいけない事だと思いながらも、槙さんからの誘いを断ることができませんでした。
大学の最寄駅から二つ三つ離れた利用客の少ない駅で待ち合わせをし、槙さんが車で迎えに来てくれました。槙さんは、夕方の帰宅ラッシュを上手く避けながら、海岸線沿いの曲がりくねった道を丁寧な運転で走らせました。
槙さんはゆっくりと車を走らせながら、会いたかったと言ってくれました。
僕は黙って頷き、僕も会いたかったと言いかけてやめました。
槙さんはスッと僕の太ももを触り、その手を動かして、硬くなりはじめている僕のモノに優しく触りました。
僕は頭の中に、あの時感じた電流のようなものがブゥゥンと音を立てながら次第に大きくなっていくような気持ち良さを感じました。
「嫌じゃないかい?」
槙さんは今この瞬間のことだけではなく、過去も未来も含めた二人の関係そのものを問うているようでした。
「嫌じゃないけど…」
「けど?」
「ダメなことだと思います」
正直な気持ちだった。
「そうだね。たぶん、とてもいけない事だと思う俺も。だけど、忘れることができないんだ」
槙さんは暗くなり始めた海岸線から山の方へ向かい、田舎にポツンとあるラブホに車を滑り込ませました。
土地に余裕のある田舎ならではのラブホで、塀の中には一階がガレージで二階が部屋になっているコテージが何棟も並んでいるタイプの施設でした。
僕が人目を気にしていたので、たぶん槙さんが配慮してくれたんだと思います。
部屋に入ると槙さんは人が変わったように、持っていた鞄を床に投げ捨て、僕に襲いかかってきました。
僕はベッドに押し倒され、あの夜よりさらに激しくキスされました。
思わず、だめ、だめと、声を出しましたが、槙さんはその言葉に余計興奮したみたいでした。
「士郎…」
「ま、槙さん…」
僕は槙さんの頭を抱えて、襲ってくる槙さんのキスに身を任せました。ふと気づくと、天井の大きな鏡に、乱れる自分の姿が映っているのです。僕はTシャツを半分脱がされ、ジーンズの前をはだけさせられ、悶える自分の姿に興奮しました。
男に襲われる自分。まるで女の子のように悶えて、その行為に陶酔していく自分。
僕はもう自分が、ノーマルには戻れないだろうなと思いました。
槙さんは、僕のジーンズの中の下着に手を忍びこませ、硬くなったモノを強く握りしめてきました。
「い、いや。痛い」
「君が悪いんだよ。俺を興奮させるから」
槙さんは意地悪く笑い、僕の下着をずり下げました。僕のモノはカチカチに硬くなっていました。
「だめ、いや。恥ずかしいから」
今日は、この前の暗い車中と違い、明るいライトの下で犯されている自分の姿を鏡越しに、全部見ているのです。
「嫌って言いながら、士郎はエロいことをしてもらいたいんでしょ?」
槙さんは僕のモノを口に含み、キツく吸い上げながらピストンしました。僕は思わずあっ、あっと反応してしまいます。
槙さんは、竿から口を離すと、睾丸から肛門にかけて舌を這わせました。
「だめっ。シャ…シャワー浴びて…ないから…」
僕は汚いからやめてと脚を閉じようとしましたが、槙さんは僕の膝を無理矢理開かせ、執拗に舌を這わせてきます。その舌は、肛門に尖らせた形状になって侵入をはじめ、まるで尻の穴から気味の悪い生き物が入り込んで、体の中を這いずり回るように動きまわりました。
僕はだらしなくヨダレを口から流して、槙さんの頭をキツく抱きました。槙さんは悶える僕を意地悪くもて遊び、いく寸前になると動きを止めてキスをします。
僕は隙を見て槙さんと体制を入れ替え、槙さんのベルトを緩めてスラックスを脱がせました。
槙さんはピッタリとしたビキニパンツを履いていました。生地越しにも分かるほど大きなモノを僕は少し乱暴に顕にして、しゃぶりつきました。
槙さんは嬉しそうにして頭を撫でてくれました。
僕がしばらく槙さんのモノを舐めていると槙さんは僕の体の向きを変えさせ、69の体制で僕のモノを舐めてくれました。
互いに夢中で相手のモノを口に含み、このまま果てるのも悪くないなと思っていたら、槙さんは急に動きをとめ、僕をベッドの上で四つん這いにさせました。
そして、いつの間に用意していたのか、変な形をしたゴム棒とトロっとした液体が入った容器がシーツの上にありました。
それが何のためにあるのか、僕にも薄々は理解できました。
槙さんはゆっくりした手つきでゴム棒に液体をかけたものを、僕の肛門に近づけ、入り口でヌルヌルと回転させながらジワリジワリと挿入してきました。
「いや…恥ずかしいよ」
ゴム棒は肛門から奥へ進み、僕は生まれて初めての感触にドキドキしながら、それを受け入れようとしている自分にも驚きました。
「いきなり俺のモノを挿れたら、君が壊れちゃうから、コレを挿れたまま少し我慢して」
槙さんはそれを片手で捻ったり、ゆっくり出し入れしたりしながら、それから全身を愛撫してくれました。乳首や腋、臍、太ももの内側、槙さんの舌と指が僕の体じゅうを這い回り、食い荒らされるがままでした。
そして僕の体が芯まで弛んだころ、また四つん這いの体制をとらせ、槙さんは後ろに回り込むと、ゴム棒を抜いて今度は自分のモノにさっきのトロっとした液体をたっぷりとかけ、少しずつ僕の中に入ってきました。
「あっ、だめ、いや」
「士郎…良いよ、あぁ」
槙さんはゆっくりではありましたが、その大きなモノを確実に奥まで侵入させ、僕の内部を突き上げてきました。肛門は準備があったおかげで悲鳴をあげるほど痛くはありませんでしたが、これが男を受け入れる痛みなんだと思いさらされる刺激はありました。ミリミリと音をたてながら僕の肛門は槙さんのモノを締め上げ、槙さんも気持ち良さそうに息を荒くしながら更に僕の奥を突き上げました。
僕は頭の中が真っ白になるほどにその刺激に酔い、できればこのまま槙さんの凶暴な肉棒で体の中をぐちゃぐちゃにされたくなりました。
槙さんにそれが通じたのか、次第に腰の動きが早く強くなり、僕はシーツに突っ伏してしがみつき、口からヨダレを流しながら喘ぎ続けました。
僕はこの日、自分の中にいた女性を知りました。
今まで意識していなかったその人格は、槙さんによって引きずり出され、もう無視することはできないほど大きな存在になっていました。
槙さんは我慢していたものを全部、僕に注ぎ込みました。僕もその瞬間、今まで味わったこともないような快感が全身を走り抜け、嗚咽のような声をあげながら同時に果てました。
僕は前からも後ろからも精液を流して汚れたのが、槙さんに付いてはいけないと思い、急いでシャワーに逃げようとしたのですが、槙さんに腕を掴まれて引き寄せられ、抱きしめられました。
「実は、男の子は俺も初めてなんだ」
槙さんはシーツの中で僕を抱きしめながらそう言いました。
僕は槙さんにキスをして、胸の中で泣きました。
元の自分には戻れないことと、槙さんに抱いてもらった嬉しさと半々だったと思います。
そしていつの間にか、僕は汚れたまま、眠ってしまいました。
つづく