三十代の前半の頃僕はGAY専門ビデオルームを初めて知った。
普通のAVビデオルームには何度も行ったことがあったがGAYビデオ専門のビデオルールがあることをその頃知ったのだった。
初めの頃はGAYビデオを見る目的で行っていたのだがやがてそこがただGAYビデオを見るだけの場所ではなくハッテン場的な要素が強い場所であることも知ったのだ。
それからは男の人との出会いを求めて行くようになったのだが当時の私はGAYの世界を全く言っていいほど知らないノンケであった。
当然ずりネタは女の子であった。ようは男同士のマグワイがどういうものなのかは具体的には全く知らなかった。
当時の僕はただ漠然と男同士の肉体関係に引かれていただけだった。GAYビデオを見てもAVの様に興奮することはなくチンポは立たない。
こんな筈はない僕は男の人が好きなだと自分に言い聞かせチンポをシゴキまくるのである。そして無理やり射精するのが当時の僕であった。
それがあの日に一変したのだった。
いつものように興奮させてくれないGAYビデオを見ながらチンポを扱いていると隣の部屋との隙間から男の声がしたのだ。
AVのビデオルームと違いGAYビデオルームには隣の部屋の同好の士との接触を可能にするために顔が半分ほど覗かせることができるだけの隙間があるのだった。
その隙間からKさんが顔を出しながら手招きをしていたのだ。
そのための隙間であることは薄々感づいてはいたが自分からはとても見ず知らずの他人に声を掛けることなどは出来ない内気な性格の僕だった。
当時から僕はタチから声を掛けてくれるのを待ってるウケであったのだ。
そんな僕だからすぐに立ち上がると隣の部屋との隙間に顔を近づけた。
隙間の間から覗いている顔は僕のようなナヨナヨした顔ではなく鼻筋の太い唇の厚い日焼けした逞しい顔だった。
その顔が僕に興奮しているのは彼が突き出している太くたくましいペニスを見れば一目瞭然だった。
Kさんは壁の隙間から天井を向いて突き上げている逞しい一物を晒していたのだ。
僕のより二回りも太く大きいKさんの一物を見た瞬間僕の頭の中を電流が走った。
そして壁の隙間に顔を押し込むようにして彼の唇に吸い付いている自分がいた。
もう無我夢中と言った感じで彼の口を吸い片手は逞しい一物を握りしめていたのだった。
彼は逞しかった。それが僕には一番重要なことだった。
メス熊を押さえつけ無理やり交尾するオス熊のような獣の逞しさがKさんから感じたのだ。
僕の意向など全く気にしなくてよかった。
僕は当時から男に無理やり犯されたいMのウケだったのだ。
そのことを覚醒してくれたのがKさんだった。
さすがにビデオルームではそれ以上のことは出来なかったのだが当然のように僕はKさんの姓奴隷になったのだった。
姓奴隷としての僕とKさんのことは機会があったらまた書きたいと思います。