今なら捕まっちゃう
私が高校生の頃、月に一度高校の帰りに立ち寄っていた
床屋さん。
もう30年以上前のことです
中学校まではクリクリの坊主刈りだったので、高校生に
なってからカット、洗髪、顔剃りのフルコースを受けるよ
うになった
顔剃りのとき耳たぶの産毛もきれいにしてくれるように
なった
・・・くすぐったい
思わず身体が固くなる
その緊張が伝わったのか床屋のお兄さん(といっても40歳
くらいだったのだろうか)がくすぐったい?と聞きてくれた
いまだったらゾクッとするその感覚、サワサワと体を撫で
られることを想像して下着を濡らしているかもしれない
そのときはただ耳たぶを触られ、優しくカミソリを当て
られるその感覚がくすぐったかった
それから3ヶ月位経ったとき。文化祭の準備で遅くなった
けど、翌日の文化祭で司会の役を割り当てられ、髪を
切っておかなきゃ、と遅めの時間だったがその床屋を
訪れた。
まだ大丈夫ですか?と聞くと、大丈夫だよ、今日の最後の
客さんだねと笑って挨拶してくれた
いつものように洗髪して、そのあと椅子を倒されて顔剃り。
そして耳たぶに手がかかった
・・やっぱりくすぐったい
脚がピクッと動いた
いつものことでなれてきていたけど、くすぐったいのと同時に
ゾクッとする感覚も覚えていた
目の上にかけられていたタオルが落ちそうになった
床屋のお兄さんが落ちそうになったタオルをもとに戻して
整えながら、くすぐったい?と聞いてきた
はい、ちょっと・・・と答えていたら右手で顔のタオルを
整えながらお兄さんの左手が体にかけられているケープを
整えているのがわかった
ふっと・・その左手がケープの下の私の腰にあてられ、
右手がくすぐったい耳たぶすぅ~っとなでた
またゾクッとして体が少し動いた
その時だった・・・腰にあてられていた左手がそっと
ズボンの上からペニスの上に移動した
えっ?っと驚いた・・でも声も出ないし、身体も動か
なかった
でも不思議と嫌悪感はなかった
耳たぶをそっと撫でられながら自分のペニスに意識が
集中していた
そして・・・恥ずかしかった
大きくなっちゃう・・と意識がペニスに行くのが止まらない
いまでも難しいけど、高校生の私にペニスはあっという間に
大きくなっていた
私が声も出さず、じっとして身体も逃げないことを確認した
お兄さんはゆっくりとズボンの上におかれた左手をゆっくりと
動かした。
私は体全体を固く緊張させ、声も出さずじっとしていた
でも、思わず口からウッという声が出た
身体を固くしたままでいた時間はほんの数分だったようだけと
私にがとても長く感じられた
そこに電話のベルが鳴り響いた
お兄さんは一瞬ビクッと体を震わせたがゆっくりと手を外し
電話機のあるカウンターに向かった
・・うん・・・あぁわかった、待っているよ・・と
話していたお兄さんがもどってきた
そして温かいタオルで顔を覆い、いつものように
顔を拭いてくれて椅子を起こされ、またいつものように
ドライヤーで髪を乾かし始めた
さっきの電話は何だったんだろう、青のままだったら
どうなっていたんだろう・・・と考えていたら
カミさんが迎えに来てくれるんだ、そういう電話だったと
ボソッと教えてくれた
そして椅子に座った私のペニスに今度はなんの躊躇もなく
手を伸ばし、軽く動かした
・・私のペニスはすぐにまた反応して大きくなった
明日でも明後日でも時間があったら遊びにおいでと
私の顔を覗き込みながら誘ってくれた
私がそのお店にくことは2度となかった、そしてそのことを
口入することもなかった
親の週刊誌や同級生たちと見せ合う雑誌などで知識だけは
あった私、男性同士もあることも知っていた
遊びに行けばまた触られてゾクゾクしちゃうんだろうなとも
思っていた。
しかしあのときはその先の世界が恐くもあり、足を踏み入れる
ことはなかった
でも、それからエロ雑誌や週刊誌のグラビアを見ながらの
オナニーときにもし遊びに行っていたら?と想像しながら
いつしか、お兄さんの手で裸にされていく姿を想像するようになった
そして大学生になり遠くななれた土地で一人暮らしを始めて
自分の部屋でグラビアを眺めながらオナニーするうちにいつ
の間にかグラビアのようにスベスベしたベビードールや
レースのショーツを身に着けてお兄さんに触られる自分を
想像するようになった
私の性的嗜好は最初に触られたのがお兄さんだったことで
ずいぶん自由なものとなった
女性とのセックスを経験しながらも、女性から脱がせた下着
が気になる自分もいた
彼女にプレゼントするためにドキドキしながら初めてお店で
ショーツとスリップを買い、次には自分が身につける下着を
買った
オナニーのときには下着を身に着け、女性のようにあえぐ。
しかし、初めて男性の手で下着を脱がされ高校生の時の
あのゾクゾクをまた経験したのはそれから10数年ごのこと。
どこか罪悪感があったのか? いえ、そうではなく地方都
市に暮らし結婚もした私にはそういう機会もなく、どこで経験
できるかも知らなかった