ホモなんて、キモイ!最低!死ね!と思っていました・・・・・昔は。
だから、女好きだと公言し、彼女をとっかえひっかえ、自分では青春しているつもりでした。
でも、奥に秘めている素質って、見る人が見れば分かるんでしょうね。たまたま知り合った
ゲイの人と仲良くなり、一緒に飲みに行ったりするようになると、何となくアプローチ
されているような雰囲気になっていき、ある時、満を持したように、いきなりキスされました。
抵抗したいと思う気持ちとは裏腹に、身体中の力が抜けていく感じがして、そのまま彼の
胸に顔を埋めていました。
入り口のカギが開いたら、あとは雪崩のように一気にやって来ました。
女性とは飽きるほどしてきたSEXでは、感じたことが無い快感に身体中が打ち震えました。
生まれて初めて、男の人から与えて貰った快感、もっと感じたい、もっと知りたい・・・・
気が付けば自分からそれを求めていました。
知れば知るほど、その快感の深さに打ちのめされ、それを受け入れる度に、さらに深みに
嵌っていきたいと思うようになり、徐々に、しかし確実に彼の色に染まっていく自分に
安心感さえ抱くようになっていきました。
今度会った時には、こんな事をお願いしてみよう!なんて四六時中考えるようになり、
彼が好きそうなグッズを見つけると、プレゼントしたいと思うようになり、かつて私が
抱いてきた女性が、私に対してしていた事を、そのまま自分が彼にするようになりました。
知らず知らずのうちに、私自身が「女」になろうとしていたのでした。
お互いにチンコの付いた、生物学上では「男」同士ですが、私の身体の奥深くに眠っていた
「女」を開花させてくれた彼には感謝しかありません。