リモートが増え、体力維持を兼ねてハイキングを始めた。
季節の移り変わりを感じながら、それなりに楽しんでいると、
意外にも女性の姿が多いことに気づいた。
それからは、行き交う女性の観察を楽しんだ。
夏なのに、派手な長袖の女性が気になり、
なんとなく歩調を合わせて、後ろからついていく。
俺の好奇心は的中した。
足を滑らせた彼女から男っぽい声が聞こえてきたのだ。
俺は確信して、彼女との距離を縮めた。
長く続く階段で彼女の喘ぎは、完全に男の声。
俺は、何かあれば走って逃げればいいと思い、
大丈夫ですか、と言いながら、彼女の腰を押した。
キャッ! 彼女が叫んだが、俺は構わずに押し続けて、
階段の上部まで彼女を押し上げた。
ああーー、着いたね。大丈夫? と俺。
あー、びっくりしました。ありがとうと、彼女。
ちょっと休憩しましょうと、持参した缶ビールを開けて、ゴクゴク。
彼女に、その缶ビールを渡して飲ませた。
あ、間接キスだよね。3本しか持ってこなかったので、あとは上で。
そこから、世間話や歩き出した理由とか、何気に住んでる場所とか。
色々話しながら、頂上を目指した。
その間、俺はムクムクとエロいことばかりを考えていた。
彼女は電車とバスで来たらしい。俺は車。帰りは近くの駅まで送ることに。
ビールを1本ずつ飲み干したところで、切り出した。
すごく色っぽいけど、男の人ですよね?
沈黙が続き、ああ、ここまでかと思っていると、
小さな声で、はい、そうです。と彼女。
俺、昔からそういう人に興奮しちゃうんで、わかるんですよ。
でも、本当に女性にしか見えないですよ。
さあ、降りましょうと言いながら、俺はキスを迫った。
彼女は、無抵抗のまま、俺の舌を受け入れ吸い付いてきた。
ちょっと酔っちゃったみたいと、笑う彼女。
俺は抱き寄せたまま、服の上から胸を揉んだ。
彼女の息が少し荒くなってきたところで、ここではね?と、
下山を促した。そうね、という彼女に俺のもっこりを見せつけた。