ここ数回の仕事ではなかなか満足のいくことができずオレは悶々としていた。
オファーの質が悪かったとかの問題ではない。
新しく会うチンポとオレとの巡り合わせがよくないのかもしれない。
しゃぶっているだけで、オレの絶頂に達すること。馬鹿みたいな話だが、何度かそれなったことがある。
それを求めてオレはこの尺八商売を続けている。
そんなとき新たなオファーが入った。送られてきた顧客のプロフィールを見ると。
【20才】
ずいぶん若いのにこんな拗れた遊びに手を出すとはなかなかの玉だろう。
エージェントの調査をクリアしたのなら、諸条件等の問題ないのだろう。
どうせしゃぶってみるまでは分からない。
明後日の現場を待とう。
仕事当日。
指定された現場は神田のビジネスホテル。
部屋番号を確かめドアをノックする。
開いたドアから顔を覗かせたのは、艷やかなロングヘアを真っ直ぐおろした若い女。
一歩あとずさり部屋番号の間違いがないことを確認するオレに、見た目にそぐわない低い声でこう告げる。
「お待ちしてました。予約したチヒロです」
事前に聞いていたクライアントの名前と一致する。
驚いた。
プロフィールの写真には育ちの良さそうなお坊ちゃんが映ってたが、これが今回のクライアントの正体か。
いわゆる男の娘ってやつだ。……まあそれでもかまわない。
チンポがあるのなら、それだけでオレの客となる。
ビジネスホテル特有の細い部屋の奥へオレは足を踏み入れる。
ごくごく普通のビジネスホテル。
少しだけ余裕を持たせたシングルベッドが部屋の大半を占め、壁には大きな鏡とデスク代わりのカウンター。
振り返ると今日のクライアントがもじもじと立っている。
真っ白のブラウスに薄いピンクのニットを羽織り、濃紺のスカートは膝をしっかり隠している。
くるぶしの横にリボンのついたソックスを履き、プレーンなヒールパンプス。
ウィッグの下の顔は薄く化粧を施されている。
若さもありぱっと見は、女性と言われても疑問を抱かない人もいるだろう。
「そんなところに突っ立ってないで、座ったら?」
珍しくオレから客をなだめる。
「はい…」
落ち着いて聞けば男のものと知れる声で答え、チヒロはベッドに腰掛ける。
オレの客のなかではかなり珍しい部類だろう。
ここ数回の不振のせいもあって、オレの普段は思いもしないようないたずら心がうずきはじめた。
「しゃぶってほしいんだね?」
「はい…」
と答えうつむくチヒロ。
「了解、さあ、こっちにおいで」
強引に引き寄せオレの足の間に座らせる。
背中から腕をまわし耳元にクチを寄せる。
「あんまりおっきな声は出すなよ?ビジネスホテルなら声は漏れるからな?」
コクコクと頷くチヒロ。
両手でスカートの上から太モモをなでる。
「予約してからなめられるの楽しみにしてた?」
震えるチヒロは息遣いはもう荒い。
そっとスカートの中に手を潜り込ませる。
「貯めてきたの?そんなことないよな?オレにしゃぶられる予約を入れてから今日まで何回自分でしごいたの?」
ふるふると首を振るチヒロ。
「素直にならないとしゃぶられてもハジけらんないよ?」
「5回…」
消え入りそうな声で答えるチヒロ。
「そうか、5回もしたのか、じゃあもキンタマの中はカラッポかもな?しゃぶってやっても出すものないかもね?」
「そんな…こと…ない…」
身を強張らせるチヒロの股を徐々に広げる。
「ふふふ、お兄さんがしゃぶってやるから思い切りハジけちゃいな?」
スカートをめくりあげると、女性用のパンティーのド真ん中からチンポの形の膨らみが浮き上がっている。
左手でカツラの下にあるチヒロの髪をかき分けて耳たぶをなでながら、右手でショーツ越しに袋を撫で回す。
撫でるごとにチヒロの袋が興奮を溜め込んで締まっていき、もうぷるぷるだ。
臍の下、ショーツの真ん中のリボンの下あたりにチヒロの先汁が染みを作っている。
染み出した汁を指で掬いあげるとつーっと糸をひく。
その指の動きでカリカリと亀頭を刺激されたチヒロがびくびくと腰を震わす。
そっとチヒロをベッドに横たえると、パンティーに指をかけて引き下ろしていく。
すでに本勃ち。目測で17cmほど、見た目の割にはデカい物だ。
若いだけあって亀頭が真っ直ぐへそに向かって反り返っている。
正面ではなくチヒロの側面に回り込む。
チンポを腹に押し付けように、閉じ合わせた唇の隙間に、チンポを真横に滑らせる。
何度も何度もチンポの根元から亀の先まで往復する。
「これ、すごい…」
スカートの裾を握りしめたチヒロがうめく。
チンポをもって裏返し、チンポの腹側も同じ要領で何度も滑らせる。
亀頭のカリが唇に引っかかる度にチヒロの腰が跳ねる。
前後左右、同じ要領でチンポをねぶりあげる。
ピンク色の亀頭がパンパンに張り詰めている。
裏筋を圧迫されて搾り出された先汁で先っぽはベタベタになっている。
あまりここで追い込んで暴発されてはしゃぶれない。
間合いをとるようにチヒロに聞く。
「まだ我慢できる?このまま出しちゃうんじゃない?チヒロ?」
「あの…ちいって…呼んで…ください…」
と呟いて両手で顔を隠す。
「ん、上手にフェラをおねだりできたらな?」
「お願いします…ちいの…咥えてください…」
「なにをかな?」
「……ク……チンチンを……」
とじっとオレの目を覗き込んでチヒロがねだる。
「よくできました、これからクリトリスを舐めてあげるね」
チヒロの股の間に移動し反り返ったチヒロのチンポが垂直に立てる。
「見てな、しっかりと、ちい」
眼と眼を合わせたまま、ちゅるんと根元までくわえこむ。
「はぅっ」
喘ぐチヒロ。
咥えたまま根元を唇でムニムニと搾る。
そこからたっぷりと時間をかけてチンポを引き抜いていく。
ずるぅぅぅぅと糸を引くようなひょっとこ顔で引き抜き、最後はちゅぽんと音がしそうな勢いでクチを離す。
「ふっふっふっふっ」
細かく息を継ぐチヒロ。
「ちい、オマエを今から快楽でオトしてやるからな?」
亀の先に唇をつけてたっぷり期待させてからまったりとストローク。
「ひゃあっ」
喘ぐ声に合わせてストロークを早めていく。
ぬっぷぬっぷから、ぬっぬっぬっぬっと。
クチのなかでチヒロの亀頭が限界を迎えようとしているのを感じる。
ぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ、とストロークのピッチをあげる。
「ぅお゛ぉっ」
最後は男らしい声をあげてチヒロが精を放つ。
若いせいか、びゅっびゅっと言うより、ドンッドンッと音がするような重みのある発射感。
舌の上でたっぷりとしたドロドロを受け止め、口に貯めた精を発射後の余韻でピクついるチヒロのチンポにダラリとこぼす。
その精を万遍なくチヒロのチンポに塗りたくってやると身をよじって喜んだ。
オレは電子タバコを点ける。
チヒロはまだ起き上がれない。
「また…会えますか…」
チヒロが聞く。
「オレの予定は依頼したときに聞いてくれ」
微笑を浮かべるオレとチヒロ。
帰り道。
駅に近づくごとにキャバクラやピンサロのネオンが増えていき、キャッチが声を上げて客を呼び込んでいきオレにも声を掛ける。
それらを無視して歩く。
ガード下にあるホルモン焼き屋はまだやっているだろうか。
いまは腹いっぱいに肉を喰いたい気分だ。