「キスは好きかい?」
目を見つめて尋ねられ、僕は涙目になって頷き返しました。
「す、好きぃ……」
するとおじさんは、僕の身体を撫でたまま、さらに激しく舌で口元を舐め回してきてくれます。
正面で密着した身体を揺らされると、おちんちんが刺激されて甘い感覚が下半身を満たしていきます。
「んぁあぁ……ああぁあ……」
キスをされたまま、僕は背筋を布団から浮かせて、よがり声を上げました。
ずっと続けられていたら、きっとキスだけで射精してしまっていたと思います。
おじさんが口を離してくれたので、なんとかキスでイカされるという事態だけは避けられたものの──。
次におじさんがしたことは、僕のおちんちんにむしゃぶりつきつつ、アナルに指を入れるというとんでもないことだったのです。
お尻の穴はさっき丹念に舐め回されたせいで、唾液まみれになっていました。なので、おじさんの太い指もぬるっと入ってしまいます。痛みもそれほど感じなかったです。
問題は、おちんちんの方でした。
いきなりぱっくりとおじさんに根元まで咥えられてしまって、僕は叫びに近い喘ぎ声を漏らして、腰を浮かせてしまったのです。
最高に興奮して、はちきれそうになっていたおちんちん。それを、アナルに指をねじ込まれたまま、いきなり咥えこまれたのですから。
たまったものではありません。
もちろん初めてフェラされたわけですから、おじさんのヌルヌルした口内の感触や、陰茎にまとわりついてくる温かい舌の感触には驚きました。
そして驚きながらも、
「……はあああっ……」
さらに指をアナルにねじこまれ、クニクニと動かされならバキュームフェラされてしまうのです。
「あっ、あっ、ぁうあっ……」
じゅぼじゅぼと音が立つたびに、僕は腰を浮かせて身悶えました。布団の上で、全裸で──。
ずっとおちんちんに刺激を与えたくてたまらなかったのです。それを、必死で我慢していたのです。
そんな状態でおじさんの濃厚なフェラチオを受けてしまっては、理性など保っていられるわけがありません。
全身を支配する甘ったるい官能の炎。
気持ちよさのあまり、僕は布団をしっかりと握り締め、足をグネグネと動かして官能の叫びを上げました。
「あああっ!」
空中で、腰がガクガクと痙攣します。
ねっとりとした舌の感触。射精感はあっという間に高まってしまいました。
けれど──、
「かわいいねキミ、おじさんの口、とっても気持ちいいだろう?」
おじさんは僕がイキそうになると、パッと口を離してしまうのです。
アナルを指でほじくり回したまま、僕の頬を舐め上げて、耳元で、
「すごいだろう?」「おじさんのテクたまんないだろう?」「もっと良くしてあげるからね」「いっぱい気持ちよくなってね」
などと、語りかけてくるのです。
「ああっ! ああっ!」
どうしようもなくトロけたペニスをしゃぶられ、アナルをぬぷぬぷと指で犯され──そしてイキそうになると、またすぐに口を離していやらしい言葉をかけられるのです。
その繰り返し。何回も、何十回も、そのパターンを延々と繰り返されてしまいました。
僕のおちんちんは、常にイク寸前の一番気持ちいいところをさまようしかありませんでした。
「どうだい? おじさん上手いだろう?」
「ああっ! す、すごいっ! こんなっ! あはっ!」
唾液でズルズルになったおちんちんを手で撫で上げられながらのキス。熱い息を吐きかけながらのディープな口吸いに、僕はいよいよ限界だと思いました。
次、咥えられて強く吸引されてしまえば──イッてしまう。
けれど、おじさんは僕をイカせる気がないようでした。ヘロヘロになる僕の身体を舐め回すだけで、おちんちんにはそれ以上の刺激を与えてくれません。
完全に、射精をコントロールされてしまっていました。
「ああぁ……あうあぁ……」
エロ本に囲まれた布団の上で、僕は涎を垂らして喘ぎ続けます。身体中が、快感によって痺れ切っていました。