兄が精通した頃から、なだめすかされ騙され懇願されてしゃぶってた。
口の外に精液を出さないように厳命されたが、幼稚園児には飲み込むのは無理だった。
なので、口移しで兄が自分の精液を僕の口から吸い出して飲んでいた。
多い時は日に三回、少なくても一日置きにはしゃぶらされた。
自分が第二次性徴を迎えると、なんでこんなことをしているのかわかった。
うちの母は異常に性に厳しかった。始まった毎日の家捜しをすり抜けて射精するならエロ本なしで飲精するしかなかった。
交代でしゃぶりあい、相変わらず兄のぶんは兄が口移しで飲み、僕のぶんは直接飲んでいた。
結局母が死んでこの性生活は終わったけど、待ってましたとばかり兄が女と付き合いだしたのは驚いた。
いまだに精液を飲めない僕はモテないホモになったのに、一家で一人だけ正気のフリしやがってと、よっぽど兄の結婚式で暴露してやろうかと思ったけど、結局やめた。
すっかり疎遠になったけど、甥っ子が産まれたらしい。せいぜいまともに育てろよと思う。