メールをくれた相手の家に着き、緊張する相手に挨拶をする。
普段は出会いも無いと言っていたのは本当なんだろう。
背中を向け、奥へと進む1人の中年男性を後ろから視姦する様に見つめた。
部屋へ入ると、服を脱いでベッドにうつ伏せで寝る様に言うと、少し恥ずかしさを見せながら、無言で静かに横たわった。
「失礼します」
そう言って、少し開いた足の間に座り、脛から順にマッサージしていく。
緊張が隠せない彼に言葉を掛けながら、手はゆっくりと這い上がっていった。
他愛の無い会話をしながら徐々にせり上がる手がケツに触れると、興奮しているだろう雰囲気が伝わる。
静かに、そして何でも無いフリをしながら、ただただ静かにケツを揉んだ。
時に悪戯に、アナルが見える様に尻たぶをグっと押しながら、マッサージを進める。
そしてまた太腿からマッサージを繰り返し、自然と蟻の門渡りに指が触れる様、そしてそこに圧が掛かる様に刺激する。
少しずつマッサージの位置が上がるにつれて、自然とこちらの身体も接触が増える。
やがて、太腿の上に座る様に腰から背中のマッサージへと移った。
自然と股間部分がケツに触れると、寝ているだけの相手が無言になった。
目を閉じて、その感触に集中しているのだろう。
背中の位置が高くなるにつれて、股間部分はより一層グリグリと押し付けられた。
弾力のいいケツに触れ、こちらも膨張し始めると同時に、次のマッサージへと移る。
そうして進んでいくマッサージの中で、自然と肌と肌が触れ、卑猥な雰囲気が漂った。
*****
「ここも解しますか」
解っているのにわざと言葉にさせたくなる。
「…はい、お願いします」
言うや否や、垂らされたローションが割れ目をつたってアナルに注がれると、静かに指が這った。
ゆっくりと指が中へと押し進められた。
「ん…」
感度のいいアナルに指が挿ると、中年らしい艶めかしい声が漏れた。
ゆっくりと進む指が前後に動く度に、楽器の様に呼応する声。
我慢しようとするその姿が、一層、卑猥に感じてしまう。
2本…3本と指が増え、完全に気持ち良くなったところで…終了。
予告も無く、指は抜かれ、再び太腿や尻周りのマッサージへと戻る。
(あぁ…これで終わりか…)
そう感じた相手の雰囲気を楽しみながら、背中にかけてのマッサージへと移るため、また太腿に跨った。
腰から背中にかけてマッサージが進むと、次第と股間が触れる。
だが、先程とは違い、何も着けていない股間が静かにケツに押し付けられる。
ローションで濡れたケツに触れ、背中のマッサージが進むにつれて、自然と膨張を始めた。
ゆっくりと背中を這う手より、ケツに押し付けられる股間に意識はいっているのだろう。
焦らす様に、ただゆっくり、ゆっくりとマッサージは続く。
マッサージする前後の動きと共に屹立した股間は、次第にケツの割れ目へと潜りたがる。
ググっと力の入ったその先に、既に解れたアナルが触れると、興奮は一気に高まった。
だがそれでもマッサージ中。
後少しというところでスポンと抜けては、割れ目をなぞる様に滑るだけ。
(もどかしい…もう挿れて欲しい…)
そう感じているであろう気配を察し、肩甲骨周りを揉み解す圧に任せて、静かにケツへと突っ込んだ。
「あっんんっ」
欲していたモノが中へと挿いると、自然と声が漏れた。
そのまま肩甲骨のマッサージに合わせて体重が掛かると、それはアナルへ深く沈む。
状態への圧と同様に、ナカに挿った固太いナニが解された部分を静かに埋める。
「あぁっ」
マッサージどころでは無くなった相手を見て、急に腰を動かすと、その度に声が漏れた。
脇の下から肩へと手をまわし、胸を背中へと付けると重点を変え、腰を激しく動かした。
解れた身体の安らぎが、感度の上がったその一点に集中する。
抵抗しない相手の耳元で、気持ちいい?、と悪戯に聞くと、かすれた声で返事する。
自分より歳が上の中年男性が、男に押さえつけられ嵌められ、よがり、快楽に溺れる姿は本当に興奮する。
掘りながら膝を曲げさせると、そのまま勢いよく腰を打ち付けた。
イイところに当たるその快楽に、一層の声を上げたところで峠が見えた。
「そろそろイくぞ、ナカで出すぞ」
そう言って、奥へと精がほとばしる。
出し切り、抱きしめ、静かに抜くと、快楽に溺れた中年男性に声を掛ける。
「気持ち良かった?」
*****
マッサージで解されてからの生セックス。
枯れてる人ほど気持ちがいいらしい。
最近ご無沙汰な場所ありウケいたら、また気持ちよくしてあげたい。